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トルコ語の文の種類 Cümle Çeşitleri

 トルコ語の文の構造や種類なども、俯瞰的に説明された日本語の教科書を見たことがなく、学習が進んでいくと混乱してきます。

この辺りは、トルコの中学生の国語で出てくる分類をみると少し納得ができます。

トルコ語の文の種類

1)述語の種類
文は、主語と述語によって作られます。
なので、述語に動詞が使われるのか、名詞あるいは形容詞が使われるのかで2タイプの文が作られます。

動詞文は、現在や過去、未来などの時制、命令、必要、義務、条件、などに変換されるので、ほとんど多くの学習はこの動詞の使い方が中心になっているように思います。

名詞文は、A=Bという文章で必ず最初に出てくる文です。
コピュラ文です。
私は、〇〇です。(名前)
私は〇〇です。(職業、国籍、地方など)
このタイプは現在と過去のみ。未来は動詞olmakを使わないとなりません。

2)述語のタイプ
主語+述語は通常の文です。たまに、述語が先に主語が後にくる文があります。Göçebeler buraya kurarmış çadırlarını. (遊牧民はここに作ったテントを。)のような文です。
3つ目のは、動詞がないものです。Günün sonunda bir çay molası…(一日の最後にチャイ休憩…)… 三個の点になります。これは点を3個というルールがあります。4個でも2個でもなく3個です。

3)意味での分類
文書の意味が肯定、否定、質問、感嘆に分類されます。
肯定の場合は特に問題がないと思いますが、否定は時々注意が必要です。
動詞文の時は、 “-ma, -me” を動詞に付けますが、それだけではありません。
“yok, ne … ne …, değil” などを使う時 Bugün hava güzel değildi.、そして“-sız, -siz, -suz, -süz” なども否定になるので要注意です。Bu yemek çok tuzsuz.
変った例としては、 Bu çocuk akılsız değil. (akıllı)、 Onun evi yok değil. (var)
、Çocuk okula gitmiyor değil. (gidiyor) 二重に否定をしている文です。
“Ne … ne …”(〇〇も〇〇もない)で接続される分も否定文になるので要注意です。
質問文は、①はい/いいえ質問文 ②疑問詞付き質問文があります。ただし、Oraya nasıl gideceğimi bilmiyorum. この文ではnasılの疑問詞があっても疑問文ではありません。
感嘆文は、恐れ、喜び、驚き、熱意、賞賛を表現する文は感嘆文と呼ばれます。

4)構造による分類
4つ目の分類方法は、文の構造による分類です。一つ目は述語が一つだけの単文。2つ目は重文や複文になります。
Son gülen iyi güler. 動詞の形容詞的用法のある文
Gülmekten hiç hoşlanmaz. 動詞を名詞化して使う文
Benimle görüşmeden sakın bir şey yapmayın. 副詞+動詞による副詞節を使う文
Koşarak gelirken düşüp dizini incitmiş. 動詞の副詞的用法による文
Görüyorum ki ders çalışıyorsun. kiで接続された文
Beni dikkatli dinlerseniz konuyu anlarsınız. sa/seによる条件文
“Seni her zaman yanımda görmek istiyorum.“ cümlesiyle beni etkiledi. トゥルナック(引用)やカンマを使った文
3つ目は、カンマvirgül ,  や セミコロン ; で文を接続するタイプ。
Bir söyle, iki dinle. Babam Bursa’ya gitti, biz de gideceğiz. など
4つ目は、接続詞 ama, fakat, yalnız, ve, veya, ne…ne…, hem…hem…などを使う場合

トメルのどこでこれらをやったかな、と思い出してみたのですが
yüksek、ileri に少し先生が説明したかもしれません。

トルコ語学習もたまに止まって俯瞰的に眺めてみるのもいいかもしれません。ちょっと職業病的話題でした。

https://www.dilbilgisi.net/  を引用しました。

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