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ズッキーニクリームのパスタ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

おはようございます。 昨日は私の海開きをし、でも水には入らず終わりました。 まだ水は冷たいし、パラソルの下でのんびりと読書。 それでも陽に焼けました。 SPF50を塗っても焼けます、侮れないシチリアの太陽の強さ、凄いですよ。

数時間海で過ごし、帰宅してランチの支度。 昨日は新しいレシピに挑戦してみました。 挑戦っていうほどのものではないのですけど、先日イタリアのテレビで観て、簡単そうだし試してみたいと思っていたレシピ。

「ズッキーニクリームのパスタのオーブン焼き」です。 ズッキニーを角切りにして、玉葱少々と一緒に炒め、ハンドミキサーでクリーム状にする。 別にベシャメルソースを作り、ズッキーニ、ベシャメル、パルミジャーノのすりおろし、モッツァレッラの角切りと茹でたパスタを混ぜて、耐熱容器に入れて、上からもパルミジャーノをかけてオーブンへ入れる。 これだけ。物凄く簡単。 パスタはフジッリというショートパスタを使用、レシピに従いました。 オーブンで15分くらい焼きます。 焼けたらオーブンから取り出して、少し休ませます。 日本だと「グラタンは焼きたて熱々を!」って感じだと思いますが、私も昔はそうでしたが、休ませた方が切りやすいです。 そして実際に食べる時にはフーフーして冷ましながら食べるので、それ程熱々でなくても大丈夫。 と言うか、イタリア人は熱々を好まない・・・。 料理の温度のことについて、そのうち書こうと今思い付きました。

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焼き上がりはこんな感じ。 

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私はこういう盛り付けですが、イタリア人はまずしません、パスタとサラダが同じお皿って、ダメみたいです(笑)。 相方は勿論まずはパスタをしっかりと食べて、その後サラダを食べていました。 私はまずサラダを食べてからパスタ。 

材料を眺めるとかなりボリュームがあり、カロリーの高いものが陳列しているように思えたのですが、実際に食べてみると驚くほど軽い。 食べ終わってもお腹にドシンとくるような感じが全くありませんでした。 ズッキーニの量も多いし、ベシャメルは緩めです。 これ、おすすめ。

これをFBにアップしたら、ミラノとフィレンツェ在住の友人から、「夏にパスタのオーブン焼き? 信じられない! 大体暑くて夏にオーブン料理なんて出来ない」と言われました。 予想通りの反応。 私もフィレンツェに住んでいた頃、夏にオーブンを使うなんてとんでもないと思っていましたから。  部屋自体の温度も上がってしまうし、大体暑くて熱い物は受け付けられない。 当時のイタリア人の友人に、「日本では夏でもグラタンを食べる人がいるし、クリーム系の物も食べる」と話したら、それはおかしい、夏はもっと簡単な物を食べて、体に負担をかけるべきではないと言われました。 でも南イタリアでは夏にもオーブンを使いますし、パスタのオーブン焼きはシチリアの夏の風物詩の1つでもあるのです。 北イタリアの夏よりも南イタリアの夏の方が過ごしやすいのですよ。  この辺の南北の食生活の違い、感覚の違い、面白いです。 それぞれ理にかなっているのですけど。 

このパスタのオーブン焼き、サラダ、白ワインがあれば、ご機嫌な夏のランチの出来上がりです。 


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