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お誕生日おめでとう! のランチ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日の相方のお誕生日、最初は何か特別っぽい物を作ろうかと思っていたのですが、思うだけで終わりました(笑)。 ごく普通の食事となり、強いて言えばプリモ、セコンドと2皿用意したことくらいでしょうか? 去年は彼と彼の一人暮らしの弟も招いて3人で海辺のレストランへ行き、私がご馳走したんでしたっけ。 今年は本当に普通です、プレゼントもあげていないし、だって買いに出られない、お店閉まっているし。

一応何が食べたいかを聞いてみた所、「ラビオリ、手打ちパスタの」と言うことでしたので、はい了解と、いつものパスタ屋さんへ行って購入しました。 「手打ちパスタ」と言っても「かおりの手」とは言われていませんから。 こう書くと私が1人で買い物へ行ったように聞こえるのですが、一緒に行ってきました。 詰め物の中身、好きな物を選んでもらおうと思ってね。 →言い訳。

リコッタとキノコのラビオリ、それに合わせるソースは「サルシッチャのラグー」と言うリクエスト。 これはちゃんと作りました。 

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ここへパルミジャーノをたっぷりとかけて。 このパスタ、卵も入っているとお店の人は言っていたのですが、どうも色も白っぽいし卵の味がしない。 今回買った時にもう一度聞いてみたら、「1Kgのセモリナ粉に対して卵4個くらい」と言うことでした。 この「くらい」と言うのが何ともイタリアっぽい曖昧さで笑えます。

セコンドはいつも作るタラのシチリア風。 ジャガイモ、玉ねぎ、その他ケッパーやオリーブ、トマトなど、その時にある物で。 チェリートマトは先日ピッツァ用に買ったものの残りです。 それでは足りないので、トマトソースも少々加えて。

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焦しました(笑)。

もう一品、アーティチョークで。 画像が今ひとつなんですがご紹介します。

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アーティチョークの下処理をし、真ん中の毳毳した部分も取り除いて、そこへ少量のパン粉や松の実・・・、つまり私をフォローして下さっている方々にはお馴染みの「シチリア定番パン粉の詰め物」を詰めます。 イワシのベッカフィーコなどと同じ物。パセリにするか、ミントにするか、その辺の変化球はその時にある物で。 水を張ったお鍋に並べて、蓋をして火にかけます。 アーティチョークに火が通ったら、モッツァレッラを乗せてみました。 この辺結構適当です。 溶けにくいチーズを詰めても良いし。

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画像今ひとつですが、こんな感じに仕上がります。 半分に切ったアーティチョーク、中がほぼ空洞になっているのわかるでしょうか? ここにケバケバした食べられない部分があったのです。 種類によって少なかったり多かったり、この種類のは結構沢山あったので、空洞が大きくなりました。 アーティチョークって、捨てる部分も多い野菜です。

ランチ後、2時から日本の友人2人とZoomで再会。 2人とも相方のことをよく知っている人で、イタリア語を学んでいる方達で、相方ともしばしイタリア語での会話。 あっという間に2時間もおしゃべりしてしまいました。

お昼にいつもより沢山食べて、体を動かしていないのであまりお腹が空いていない夕食。 9時くらいになってサラダと生ハムという、まるで夏の夕食のような感じで終了。

特別なことは何もしなかった、出来なかった昨日でしたが、お誕生日おめでとう。

生まれてきてくれて、有難う。

そして今は亡き義母様、彼を産んでくれて有難う。


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