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ホームパーティ・秋のメニュー

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

やー、いきなり涼しくなりました。 金曜日からお天気が崩れ始めて今日で3日目、昨日は雨と強風。 そう言えば月曜日の夜中にも雨と強風でテラスがグチャグチャになったんでしたっけね。 それでもその後気温は上がって、火曜日のホムパはテラスでできました。

昨日はとても無理な状況。 風は強いし気温は下がったし・・・。 で室内となりました。 招いたのは仲良しのポーランド人ヴィオレッタとそのご主人。 もう1人のポーランド人イオランダ夫妻も呼んでいたのだけれど、息子のクラスメイトがコロナに感染。 急遽クラス全員が検査を受け、他の子供たちは全員陰性だったけれど2週間の隔離となったと言う連絡が入ったのが木曜日。 授業はオンラインに切り替わり、両親も隔離生活となったそうです。 

と言う事で、昨日は4人で食事会となりました。 昨日の朝、慌ててnoteで呟いた時にはメニューも決まっていなく、その後相方と相談して「ポークのスネ肉」をメインとしました。

最初はこの夏何度もやったような、全部を一度にド〜ンと出してしまう居酒屋スタイルを考えていたのですが、相方が「ニョッキも作って」と。 ニョッキはジャガイモで作る「すいとん」のような物ですが、イタリア料理ではパスタやリゾットと同じ、プリモピアットに位置します。 このプリモピアットがある意味厄介で、これが入ると即座に居酒屋スタイルと言う案は崩壊するのです。

以前も触れたような記憶があるのですが、イタリアではプリモピアットと前菜やメインが同時にテーブルに並ぶ事はありません。 必ず独立していなくてはいけないんですって。 パスタとサラダが同時にテーブルに並んだとしても、まずはパスタを全て平らげてからサラダに取り掛かります。 これはもう絶対条件なんです。 

ランチにパスタを食べる人が多いので、私は夕食の時にはほとんどパスタは食べないし、ホムパでもパスタを出すとメインが大幅に残ってしまうケースが多いので作らない事が多いのですが、昨日はニョッキが・・・・、相方にリクエストされたから・・・。 仕方がないわ。 でも手作りはせず、既製品を購入しましたけど。 

前菜はチーズ、サラミ、生ハムと、この夏何回か作った玉ねぎのフリッタータ。 一度彼らにも出したら大好評だったので、今回も作りました。 

8時にやって来た彼ら、まずはスプマンテを開けて乾杯。 そして着席して前菜をつまみます。 その間にニョッキ用のお湯を一度沸かして、火を止めておきます。大体前菜は終わったかなーと言う頃に、「ニョッキ茹でて良い?」と聞くと、まだ待ってと。 更に前菜を食べ続ける私以外の3人。

その後そろそろ・・・と言うことになり、私はキッチンへ消えます。 お湯を沸かし直して、ニョッキのソース作り。 今回はゴルゴンゾーラソースです。 これはとっても簡単で、生クリームとゴルゴンゾーラを鍋かフライパンに入れてチーズを溶かします。 少し煮詰まって来たところでニョッキを茹で始め、大体2~3分で茹で上がるのでソースに投入。 全体をあえて、すり下ろしたパルミジャーノをタップリと加えて出来上がり。 大きなボウルに入れて、それぞれ好きなだけ取ってもらうことにしました。

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我が家のライト、白熱灯でないので色がきちんと出ない・・・・。 

とっても簡単でしかもすぐに出来てしまうゴルゴンゾーラクリーム、ある意味イタリア料理の定番の一つだと思っているのですが、これが大好評。 友人夫妻にとっても美味しいと言われ、逆にあれっ?って感じでした。 誰でも作れる物だから。2人とも自分達が作るのとは違うと言うのです。 聞いてみたら彼女はバターを入れるそう、私は生クリームとチーズのみ。 と言う事で、4人で500g完食。 ニョッキの500gは同量のパスタよりも量が少ないです、パスタよりも重いから。

そしてお皿を変えて、メイン。

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ポークスネ肉のオーブン焼きと、きのこのソテー、ポテトプレ。

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迫力あるでしょう? 2本で十分だと思ったのですが、念のため3本購入。 最終的には2本で良かった、食べたのは1本半。 手付かずの1本はお持ち帰りしてもらいました。

ポークのスネ肉、色々な作り方があります。 マスタードや蜂蜜、その他なんでも良いのでマリネをしてから焼いたり、お鍋で作る事もできます。 でも昨日はごくシンプルに塩、胡椒、オリーブオイルでよく揉んでからオーブンに入れただけ。 物凄く低温で、120度くらいで3時間半は焼いたかな? 相方には「マリネしないの? 味付けないの?」と何度も聞かれましたが、ウザイので無視(笑)。 今回はこのやり方です。 十分にマリネをする時間がなかったのと、プリモにゴルゴンザーラソースと言う結構強い味を選んだので(選んだのは相方)、セコンドはシンプルにしたかったのです。 セコンドも強い味だとヘビーになってしまうので。

そもそもポークのスネ肉自体がしっかりとした肉の味がします。 だからこれで良いの、焼いた時の肉汁かディジョンマスタードで食べました。 低温で焼いたお肉は中までしっとり、柔らかくて美味しかったですよ。 

その後ブドウと火曜日のホムパ用に買って余ったジェラートで終了。

前菜、プリモ、セコンド、デザートと1人4枚のお皿、そしてスプマンテ、ワイン、水、食後酒と1人4個のグラス。 そしてその他前菜を乗せたお皿や肉屋付け合わせを乗せた大皿など・・・。 まぁ4人なので大した事はないですが、食洗機が欲しいなと思うのはこう言う時ですね。 

彼らが帰ったのがほぼ真夜中で、それからお皿洗い。 グラスを残して鍋もフライパンも全部洗ってベッドにゴーです。 今朝起きて、グラスを全部洗って片付け終了。 仲良しとのホムパはとっても楽しい。 又やります。


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