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1週間振りの手料理 ラム肉

シチリア島の州と、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

引き続き料理倦怠期なのですが、一応作っています。 久し振りにラム肉を買いました。 なぜかいつでも簡単に手に入るというわけでもないパレルモ、フィレンツェに住んでいた頃はいつでもお肉屋さんに並んでいたのですけど。 不思議です。骨付きのラム肉のグリルはイタリア語でScotta dito(スコッタ・ディート)と呼ばれる料理、「熱い指」とか「火傷した指」という意味です。 何故こんな名前? それは骨の部分を指で摘んで食べるからです。 肉が熱くて指が熱いってことです。 レストランで実際手で食べている人はあまりいませんけどね。

骨付き塊を買ってオーブンで焼こうかとも思いましたが、切ってもらってグリルすることにしました。 味付けは塩のみという、超シンプル、超簡単な調理法です。

付け合わせは大量に作ってあった紫キャベツ。 普段は使う分だけ調理をし、作り置きをしない私ですが、先日大量に作ってしまいました。 フェンネルシードと一緒に炒めたキャベツにお酢を加えて蓋をして蒸し焼きに。 ちょっとドイツっぽい味です。 今更ながら作り置きってちょっと便利かもと気付きました。 後はブラウンマッシュルームのガーリックソーテーです。 メインの料理を作るよりも付け合わせの野菜の方が面倒なことが多いですね。 ただ茹でたり炒めたりだけでもお鍋やフライパンなど、洗い物も増えていきます。

このお料理倦怠期、私1人だったらその辺にある物をつまんでおしまいなのですが、相方がいるとそうもいきません。 お子さんがいるお母様達、更に大変でしょうね。 尊敬です。

お料理は好きですが、かと言って日々2回きちんと作るのが苦痛な時も勿論あります。 よく「忙しい時、ストレスが溜まった時にお料理をすると、リラックスできる」と仰る方がいらっしゃいますが、私とは正反対。 リラックスしている時は楽しんで料理しますが、リラックスする為に料理をするということはありません。 私にとってお料理とは「目の前に食べてくれる人がいるから作る」というものです。 その人の「美味しい」が聞きたいだけなのかもしれませんね。 

フィレンツェ初めて一人暮らしを始めた頃、イタリア料理に萌えていましたから自分の為だけに色々と挑戦していました。 でもそれはおそらく、それが食べたいというよりも探究心で、作れるようになったら誰かに食べさせようという気持ちが根底にあったのです。 私がキッチンに立つ時、必ず誰か待っていてくれる人がいます。 相方だったり友人だったり実家にいる家族だったり。 

1週間後に迫ったクリスマス、2人だけの食卓になりますが、今からメニューを考えています。 と言ってもおそらく簡単な物になりそうですが。 リサイクル出来るメニューが良いかなぁ? 何にしようかなぁ?

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