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湯気で曇った茹で肉で失礼

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日は寒かった〜。 一日大雨で、一日暖房付けて(と言っても室内20度設定)、フリース着ていても寒くてね、こんな日は温かいものが欲しい。

温かい物を食べるだけではなく、部屋が暖まるような「これぞ冬!」みたいなお料理がしたかったのです。 かと言って手の込んだものという意味ではない。 そうなるとグラタンかこれ、茹で肉です。

ビーフの塊肉と肉屋さんでただでくれる骨、膝の部分と脛を一緒にコトコト煮込んでいきます。 灰汁をとって2時間くらい弱火で。 その後肉は取り出し、野菜類を投入です。

葉っぱ付きセロリ、人参、クローブをブスブス刺した玉ねぎ。 そして更に2時間くらいかな? 最後に丸ごとジャガイモを加え、柔らかくなったらお肉を戻して温めて、出来上がり。

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パセリがあったらサルサ・ヴェルデというソースを作ったのですが、かなり大量に必要となり、手に入らなかったのでマスタード、マヨネーズ、オリーブオイル、醤油などなど、好きな物をつけて食べました。

お肉は少し脂身のある部位の方が美味しいブイヨンがとれますね。 

日本で茹で肉というとポークのイメージが強いのですが、イタリアはビーフかチキンが多いみたいです。 地域によってはポークもあるし、豚の耳やら豚足などを茹でるところもありますが。

しかししかし、私にとって意味があるのはブイヨンの方です。 ものすごく美味しいのが出来上がったので、楽しみ。 今回はオニオングラタンにしようかなぁ、それとも定番のトルテッリーニにしようかなぁ?

時間はかかるものの手間はそれほど必要でなく、ガス台に弱火のお鍋が乗っている風景がまさに冬で結構好き。 日本だったらおでんとか・・・。

冬はやっぱり煮込みかオーブン料理で決まりですね。

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