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スペインな夜

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日は又友人を招いての食事会をしました。 前回のホムパは(土曜日)喧嘩中だった私と相方、彼は何も手伝ってくれず、床のモップ掛けから食事の用意まで全て私がやったので、今回はあなたがやれば?と言う投げやりだった私(笑)。 彼はスペイン料理でおもてなしを決めました。

パエリアは昔よく作っていた物、2人で60 人分作ったこともあります。 彼の弟の1人が物凄い広い庭のある家に住んでいて、しょっちゅうパーティを開いていた時期があるのです。 その時に弟の妻から頼まれて高さ10cmくらいある巨大フライパンで作りました。 今回は6人分だったので1/10の量ですね。 あの時は大変だったー。 

全部彼が1人でやらなくてはいけなかったのに、ヘトヘトになっている彼の姿を見て優しい私はお手伝いしました。 魚介と肉を一緒に作る「バレンシア風パエリア」を考えていた彼ですが、結局魚介のみにした模様。 作り方は決して難しくはないのですが、ムール貝の下ごしらえが結構面倒。 日本のように綺麗にされたムール貝は手に入らないシチリアなので、貝についている汚れをナイフでゴシゴシ擦って落とすのも大変。 ムール貝、アサリ、いか、えびと、それぞれ別々に調理するのも手がかかります。

玉ねぎのみじん切りとお米を炒めて、一部の魚介と一緒に貝から出た出汁で炊いていき、最後に飾り付けのエビと貝とレモンを乗せてアルミで覆い、仕上げていきます。 貝類は飾り付けの分を残して身を外してお米と混ぜるのですが、チマチマと貝から身を外したのは私。 

出来上がりはかなりゴージャスで、美味しかった。

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エビは1人3本?と聞かれたので、私は2本で充分だと思うと答えトータル12本購入しましたが、余りました。

パエリア以外は画像がないのですが、ガルバンゾーと言うひよこ豆と野菜の煮物(ちょっと冬のメニューですが)とガスパッチョ。 ガスパッチョは昔スペイン人の友達から教わったレシピで、私が担当。 暫く作っていませんでしたが、暑日には最適ですね。 友人にも大好評で、全部なくなりましたよ。 完熟トマト、緑と赤のパプリカ、キュウリ、ニンニク、少々硬くなったパンの白い部分、ワインビネガー、粉末パプリカで作ります。 レシピを検索してみるとセロリを入れたりキュウリなしだったり、バルサミコ酢を入れる物までありましたが、私は忠実に友人のレシピで。

ガスパッチョ、ひよこ豆、パエリアと、作ったのは3品でしたがそれぞれ時間がかかる物だし、パエリアはボリューム満点で全員満腹、全員満足。

シチリアでよくある事なのですが、お呼ばれして出掛けて行って「ナスとトマトのパスタ」が出てくる事もあります。 正直言って、結構がっかり度が高い、そう言うものは家でしょっちゅう食べますから。 普段自分では作らない物が出てくると嬉しいし、私もそう言う物をお出ししたいと思っています。 仲良しが遊びに来て、なんとなく「食事して行かない・?」的なノリの時はナスとトマトのパスタでも良いのですけど、1週間も前にわざわざ招待されたら期待度も高まってしまうのでね。

この所毎週のようにホムパをしている我が家、調子に乗ってきているので来週も誰か呼ぼうと計画中です。


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