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日曜日はパエリア

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

残暑厳しいパレルモです。
今年は変な気候で、雨続きの春、遅い夏の到来。
そしていきなり猛暑。
7月下旬の47度と山火事。
その後落ち着いて、割と過ごしやすい夏。
8月下旬には「秋の気配?」というような爽やかな空気。

ところが9月に入って暑さが少し戻り、先週スペインから戻ったら「真夏ですか?」という暑さ。
勿論太陽は低くなっているし、日没も早いのだけど、お日様ジリジリ。

そんな日曜日、予定もなく穏やかな日曜日。
相方がいきなり「パエリアを作る」宣言。
なので朝近所の魚屋さんでイカ、えび、そしてカサゴを購入。

海老の殻とカサゴの頭で出汁を取り、パエリアの準備万端。
ここまでは私がやりました。

魚介にピーマンを加え、出汁にはサフランも加え、作っていきます、相方が。

長らくマドリードに住んでいらしたという日本人が出版したパエリアの本を持っていたのですが、それには具材を炒め、お米を炒め、出汁を注いで蓋をして・・・と、書いてありました。
私もお米は炒めるのが普通だと思っていたのですが、今回のスペイン旅行でそれが違うことを学んだ次第。
具材を炒めたら出汁を注ぐ。
その後炒めていないお米をパラパラと加え、蓋もしないで調理していきます。
なのでその方法で作りましょう。


出汁を注いで・・・

イカは一度炒めてから取り出しておきます。
この後お米を加え、最後の方でエビとイカを乗せて仕上げます。


出来上がり!

味は美味しい、だけどお米はもっと火を通すというか、水分を完全に飛ばさなくたはいけないと思いました。
今日の出来はなんとなくリゾットの食感。

よく「パエリアはおこげが命」とも聞きますが、イタリア人焦げた物はああり好きではないらしい(笑)。
相方に至っては「癌になる」と言って、焦げた物は食べない人。
そういえばスペインのパエリアもいわゆる「おこげ」という感じではなかったな。
この辺は少しずつ感じを掴み、上達していきましょう。

それにしてもパエリアって、日曜日のランチにはぴったりだわ。
食卓が華やかになります。
これとサラダで満腹。
イタリアで日曜日にパスタのオーブン焼きを作る感覚。

次は私が作ります、と宣言しました。

三連休の日本の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
楽しい連休を。

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