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パレルモでランチ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日は1週間振りにパレルモの旧市街へ行きました。 先週税金の事で行って以来ですが、ある意味久し振りと言うより「今週も又?」って感じがします。 今年は本当におこもりの時期が長いですから。 と言っても今回も車の点検という用事です。 日本は車を取りに来てくれて、終了したら持ってきてくれますが、ここはイタリア〜。 そんな素晴らしいサービスはありません。 なので、自分で持って行って自分で受け取りに行きます。

行きは車でビュ〜ンと行って、そこからは自分の足で移動。 そうパレルモは公共交通機関が恐ろしく未発達。 1回分は行きたい所までタクシーを出してくれるので、まずは旧市街へ。 旧市街を歩くのは随分久し振りです。 シチリアにしてはちょっと早目の12時過ぎ、どこかでランチをしましょう。 

結構お気に入りのお店があって、今年は一回しか行っていません。 まだ存在しているのかどうかも分からずでしたが、行ってみたら開いていた! 良かった、この状況の中で頑張って持ち堪えているのだわ。 ここのお店は普段相席でどんどん座らせるのですが、勿論今は距離をとって座らせています。 ちょっといわゆるカフェっぽい感じで、私の好きな空間です。

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こんな感じのそんなに大きくないお部屋が3つあります。 ここ、昔は本屋さんでした。 ロックダウン以前はなかった外の席も設置。

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それ程暖かい日ではなかったけれど、外を望む人もいます。 確かにちょっと安心かも。 この外の席を設けるのって、簡単ではないのですよ。 と言うか、国に税金を払わなくてはいけません。 地域によって、そして広さによって税金の率は変わります。 このお店は旧市街のど真ん中ですから、高いはず。 でもそれを払ってでも席を設けないと、回転していかないのでしょうね。 人気店でいつも満席だったのですが、単価が安いお店。 だから何回転もさせないといけないのだと思います。 どんどん詰めて座らせて、どんどん回して・・・。 それができない今は大変そう。 まぁどこも大変でしょうが。

私たちが食べた物は・・・

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私のサラダ、フィノッキオ、オレンジ、燻製ニシンと言う、冬のシチリアの定番サラダ。 美味しいです。 

相方は前菜の野菜のフリット。

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カルディと言う野菜とカリフラワーのフリットです。 これも定番ですね。

そしてやはりパスタに走る彼。

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詰め物はジャガイモとカルディ、そしてカボチャベースのソース。 普通のトラットリアでは出てこない、こう言う創作っぽいのを出してくれるお店はそんなに多くありません。

私はお魚。 イワシバーグみたいな感じ。

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上に甘酢味の玉ねぎがたっぷり。 イワシと玉ねぎを使った甘酢風の料理がシチリア郷土料理にありますが、その変化球といった感じかしら?

普通はイワシを丸ごと使いますが、このイワシバーグで甘酢の玉ねぎ美味しいです。 真似っこしようと思います。

噂では旧市街の人出が凄いと聞いていたのですが、全然そんなことありませんでした。 ガラガラです。

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シャッター下りているお店も多いですし、活気は全くありませんでした。 クリスマス前の今の時期、普通ならば人が溢れているのですけどね。 今年はもう本当に仕方がないとしか言葉が出ません。 できる範囲で気持ちを上向きに持っていくしかないですね。

それにしても、「コロナは実は存在しない」だの、「政府の人口減らしの作戦だ」だの、「マスクをしないで外に出よう」的な発言をしている人も多々いて、FBなどでも目にします。 「電車に乗ったら私以外の人が全員マスク着用で、世の中馬鹿が多いのだと思った」とか、平気で書いている人がいます。 私の知り合いなんですが・・・。 必要以上に騒ぐのはいけないと思っていますが、「コロナは存在しない」はないのでは? 日本はヨーロッパ各地のように「マスク反対デモ」などは起こっていないようですが、とにかく決められた事はしましょうよと言う感じです。 私だってマスクで全て防げるとは思っていません。 でも着用しないよりは良いでしょう?

意外にお馬鹿なことをやっていたドイツ、厳しいロックダウンに入りましたしね。

何があっても毎日が過ぎていくわけで、できるだけ心温和にいたいです。 それは自分次第ですからね。

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