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小さな港町のレストラン

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

涼しくなってきています。 昨夜は初めて、夜扇風機なしで眠れました。 いつ振り? 東京の母からは10月中旬の陽気だとラインが入りましたよ。 パレルモも東京も、今年は残暑なし? 振り返って思えば今年は夏の到来が遅く、しかしやって来たら強烈で、何度も死ぬかと思ったらあっさりと過ぎて行く・・・な、感じです。

普段は結構暑い6月上旬、今年は曇りの日お多かったし、夏が来たなぁと感じたのは7月に入ってからでした。 そして下旬からの1ヶ月は激しい夏! そしてまだ9月中旬に入っていないのに、いつもよりも涼しい。 不思議な夏でしたね。

note、サボったりしていたので少々溜まっております。 簡単に呟いただけの日も多かったかと。 何とこの外食は先月中旬でした。

週末だったので混んだ海へは行きたくなく、だったらどこかへランチに出かけようという話になりまして・・・。 少々車を飛ばしました。

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港町というよりは、漁村って感じ? ここへ来たのは何年振りかしら? 多分7年振りくらい。 以前は湾に面した所にレストランが3軒ありまして、そのどこにも入った事なかく、その他はバールがあったくらいと記憶しています。 そして漁師さんの船がズラ〜っと繋がれていたのです。

所が今回行ったら、もうレストランが所狭しと並び、漁師さんの船は全て別のところに移動させられていて、ヨットが沢山停泊していました。 水着を着た観光客も一杯。 知らない間に激変していました。

歩きながら外に置いてあるメニューを眺めてみると、まぁどこもほとんど変わりないです。 これといった特徴がないので、鼻を利かせて選ぶしかないのですが、相方が「クスクスがある」と看板の出ていたお店に行こうと。 確かに一軒だけ外の看板にそう書いてあったわ。

で、こんなお店。

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テラス席もありましたが、外は暑過ぎたので空調の効いている室内へ。 だけど座ったら窓全開になっちゃった(笑)。 

相方は迷わず魚のクスクス。

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見た瞬間、これは美味しいぞと思いましたよ。 スープも横について来ますが、クスクス自体にしっかりと味がついているので、追いスープはあまり必要なし。 彼の選択は正解でした。 インスタントではなく、きちんとセモリナ粉で作ってあるのがわかります。 そうだ、ここはトラパニ県だった。 パレルモ県よりもトラパニはクスクスが根付いている場所なのです。

私は「これがあるとつい頼んでしまう・・・」と言う、魚介の前菜盛り合わせ。

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あちこちのお店で食べています。 手前真ん中はピンクのソースの下にシュリンプカクテルが眠っています。

そして、サラダ。

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とってもシチリアンな、素朴で美味しいサラダでした。

思い付きで出かけ、いきなり知らないお店へ飛び込みましたが、正解。 こう言う時って、嬉しくなりますねぇ。 このお店は又行きたいな。

食後にお散歩・・・と思ったのですが、午後2時くらいの太陽は強烈で、とてもとても歩けない(笑)。 ランチをしただけでさっさと帰路に着きました。


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