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4年前の日記 実家へ行った話

とても暑かった日曜日。久々に車で実家へ。
「梅ジュースがたくさんできたから、取りにいらっしゃい」
と呼ばれていた。

昼ごはんを食べ、のど自慢を観て、ちょっと昼寝して、持って行ったパソコンで少しだけ仕事して、暑さのピークが過ぎた頃、帰り支度。
梅ジュースの大きなビン2つ、近所で採れたおいしいトマトとキュウリ、ジャガイモとニンジンをもらう。ずしっと重たい小さめの段ボールを両手で持って、「よいしょ」と立ち上がる母。
そのくらい、足腰が丈夫ならまだまだ元気ね、と確認する。

実家のある東久留米と自宅の間は、次々新しい道ができている。
帰りは新しくできたストレートに小金井街道に出る道を通る。
小金井橋交差点は、昔と違ってすっかり綺麗になっているけど、竹林のある一角だけは変わらなくて、とても懐かしい。信号待ちに車の屋根を開けて緑を撮る。

蝉時雨はまだこれから。
でも、確実に季節は変わっていく。

(2016年7月4日)

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数年前の日常は、非日常になっていくかもしれない

日常で、あたりまえ、と思っていたことが、数年でガラガラと変わっていく経験を、私は今しているのだと思う。

実家で一人暮らしの母が元気でいる、という日常も、
近所で新鮮な野菜が採れる、というあたりまえも、
蝉時雨という言葉も、
小金井橋交差点の竹林の姿も、
道も。
もちろん、私自身の、物の見方も。

なので、Facebookに挙げた投稿から、ときどきこうして転記しておく。

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