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1年生を担当して

前回学生が来ず辛かったという話をしました。

今回は新入生を担当して感じたことをお話します。

キラキラした1年生

はじめて会う日本人、彼らにとってそれは私でした。

初めて口にする日本語の挨拶。少し恥ずかしそう。でも興味を持ってくれていることが伝わりとても嬉しくなりました。

最近まで高校生だったこともあり、とても元気でかわいい学生たちでした。

授業には毎回ほぼ全員が集まり、ロールプレイをすると盛り上げてくれるようなノリのいい学生たちでした。

朗読大会

ある日北京市で開かれる朗読大会への参加者を募ってみると、1年生から5名ほどの応募があり、感動したことを覚えています。

大会が近づいてくると夕食のあと、皆で教室に集まり、特訓をしました。教室の四つ角に立って声を出したり、一人ずつリピートしたり、、、表現力をつけて読む練習をするときには面白くてたくさん笑いました。

まさかこの大学でこんな日が来るとは、、、泣

嬉しかったです。

引き継ぐクラスと最初から担当するクラスの違い

1番の違いはきっと自分にあったと思います。クラスを途中で引き継ぐ場合、前の先生がどうやっていたのか気になったり、自分のやり方では学生は不満なんじゃないかと勝手に不安を抱いていました。不安というのは自信のなさとして教室で出ているんでしょうかね~。

新1年生の場合、授業の始め方から授業の内容まで何も気にせず自分がよいと思うものをシンプルに行っていきました。少し自信があったように見えたのでしょうか。学生がついてきてくれました。

次に思ったことは、最初が肝心だということです。途中から担当した学生たちは、レベルに差がついていましたし、日本語学習を諦めている学生が多くいました。こんな状態のクラスを引っ張っていく力が私にはありませんでした。ヤンクミって本当にすごい💦

反対に新1年生にはまだやる気がありました。そして授業にも来ていました。(笑)このやる気を失わせないように教師として努力する機会と学生との信頼関係を作る時間がもらえました。

この機会をもらえたことで、自分もやってみたいことが少し試せましたし、学生とも仲良くなれました。自分は悪い先生だと責める気持ちが減り、やればできると思えるようになりました。そして何より学生たちのおかげでまた教室で学生と過ごす時間が楽しいと思えました。

もちろん

いつも1年生から担当するわけではありません。2年生から3年生から担当したとしても、同じように信頼関係を築いていかないといけません。少々やりづらい、、、

でもこういうときは、今まででどうだった?と気にしすぎず、

自分のやり方に自信を持って堂々としていればよい。そして、自分のやり方で一人一人の学生と少しずつ関係を作っていくだけ。

そう自分に言い聞かせながら今日も頑張っています。

次回は、海外での大学日本人講師としての役割と気をつけていたことも話してみようと思います。

いつも最後まで読んでくださりありがとうございます(>_<)それではまた次回よろしくお願いします。






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