見出し画像

時短勤務の罠!?

人事のひよっ子🐤かおりが、仕事目線、社員目線、働く親目線で感じたことを綴ります。

今日は、復職シリーズとして前回に引き続き復職に関連するお話です。スキやフォローたくさんいただきありがとうございます!!ほんとに嬉しい❤


では、今日のテーマへ

復職したら、育児短時間勤務を考えますよね。

私もそうでした。初めての復職で要領がつかめないし、「小さい子を育てて働くお母さん=時短勤務」が普通の会社なので、ありがたく使わせてもらいました。

でも、仕事にも子育てにも多少慣れてきた頃、なんかおかしいな? 不慣れながらも仕事はこなしているのになんでこんなにもお給料が引かれているの?と思うように……お金にがめついわけではないですよ(汗)


会社のルールにもよって違いはあるのですが、労働に関する法律が、時間を軸に給与を支給する形になっています。

残業して長く働いたらその分残業代が出るように、

パフォーマンスは加味されず、短い時間しか働かないなら給与減らすよ~という仕組みです。


どれくらい減るのか計算したことありますか?

せっかくなので一緒にやってみましょう。わかってる人や、計算なんてイヤだ⤵という人はスパッと飛ばしてください🙆

口座に入金される前の給与(食事手当や〇〇手当を含めたもの)が、250,000円だったら…で進めますね。

時短しない場合、

250,000×0.8(会社や年齢にによって0.7)←社会保険料などの税金など

=200,000円が自分の口座に入ります。


朝と夕方合わせて1時間時短した場合、

1ヶ月20日働いたときは、20時間時短したことになります。

8時間勤務(本来の勤務時間)×20日=160時間

250,000円÷160時間=1,562円が1時間の時給です。

とすると、

250,000円−(1,562円×20時間の時短)=218,760円が口座に入る前の金額になるので・・・

218,760×0.8=175,008円が口座に入ります。



かなりざっくりなので、あくまでもイメージとしてくださいね。

皆さんはどう感じましたか?意外と多い?少ない?


さらにさらに、私の場合ですが、ボーナスも時短勤務の場合引かれるんです。

マニアックになるので計算は割愛!!

500,000円の場合、63,000円くらい引かれます。ここから社会保険料も引いてね。


<飛ばされた方はここから再開>

つらつら書いてきましたが、何が言いたいかというと、安易に時短勤務をしない方がいいとお伝えしたいです。

※時短勤務自体は良い制度なので誤解なきよう。

事情があって、やむを得ず時短にするケースがほとんどですが、パートナーとよく話してからやる方がいいと思います。

時短で働いている人の大半は、タイムマネジメントに優れていて、テキパキと動く方が多いと感じるのですが、如何せん、ルールが時間縛りなので報われないなぁとモヤモヤされるのではないでしょうか。

そんな状況に陥りやすいのに、なんとなく時短かなと決めてしまい、そんな仕組みだとは知らないパートナーは気にもかけないので言い出しにくく、ずるずると時短を続ける人を何人も見ています。

でも、その人の価値観によって、随分ととらえ方が異なるので、私の考えを押しつけたり、事細かに話せないところでもあります。

子どもの食事をちゃんと作りたい人、仕事はほどほどでいい時期だと割り切っている人など多岐にわたります。

なので、いつまで時短するんですか?とか、こんな弊害ありますよとか、なかなか全員に伝えきれていません。


そんなこともあり、

せめて復職する段階や、産休育休を考え出す前に、時短勤務ってこんな仕組みなんだね〜ということがnoteを通じて伝わればいいなと思います。




ちなみに、

先進的な会社であれば、働いた時間ではなく、全社員パフォーマンスで評価しているところもあるようです。流行りのジョブ型雇用なら取り入れやすいかもしれませんね。


**********

長くなりましたが、最後まで見ていただいてありがとうございます。感想いただけると、とっても嬉しいです。

ではまた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?