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雪の日に感じたどうでもいいこと

長野は何度か雪が降りました。私は雪国の生まれではないので、雪初心者です。雪の掻き方も、雪対策もあまり知りません。そのため一度目の冬は見事に転んでしまい、1人デカい声で「いたぁっっ!!」って叫んでました。ご存じかと思いますが、アスファルトってめちゃくちゃ硬いです。なんで道を舗装したんだろう…土のまま置いておいてほしかった。何日も腰痛に苦しめられました。
通常であればチャリ10分の道のりも、雪の日だと30分かかります。いつもの3倍以上で、雪が降るだけで日常の世界が日常じゃなくなります。そんな家の近くで非日常を感じたことをまとめました。


足が4本だったらいいのに

私は去年、盛大に転けてしまったのでとても臆病になっています。ちょっとでもツルッとしてそうな道は怖すぎて歩けません。スノーブーツを買えばいいのに、年に数回しかない雪のためにお金を払うことをためらってしまい、普通の長靴でいるのがいけないのですが。

かなり用心していますが、転けそうになることは何度もあります。そんなときに思うのが「なんで人間は二足歩行になったんだろう」ということ。確かに両手が使えるのは便利です。両手を使い人間は大きく進化してきました。でも、たまには「今日は四足歩行で行こうかな」とか「次のデートは四足歩行で相手との距離を縮めよう」みたいな選択肢があってもいいのになぁと思いました。

そうなれば「雪で滑ったら危ないから四足歩行で通勤します」という女がいても全然おかしくなりません。周りも「よっぽどあの人は用心深い人なんやわ」って思ってくれます。そして何よりもアスファルトの硬さで腰を痛める恐怖心ともおさらばできます。

頭上からの襲来

そんな感じで雪の日は足元ばかり注意しています。しかも細い歩道では車道が近いので、車がくる音にも敏感です。気を抜いてたら大量の雪がかかることもあるからです。それに加え、空から雪が降ってくるから大変なのです。

私の頭の上にドカッと何かの塊が降ってきました。上には空しかなく鳥のフンが落ちたと思いショックでしたが、はらっても頭の上にあるのは雪のみ。なんで?と思ってもう一度上を見ると、細い電線が真上にありそこに積もった雪がちょうどのタイミングで私に落ちてきたようでした。

普段は電線の存在なんか気にしたことなかったけど、そういえば電線って歩道に絶対あるような気がします。しかも電線の太さなんてあってないようなものなのに、ちゃんとそこにも雪は積もっていて風が吹けばちゃんと塊で落ちてくるのです。そのため足元だけではなく頭上も気をつけなくてはなりません。

北の道は避けて通る

だいたいの雪は昼頃には溶けてなくなります。でも建物の影になる道や、北側の道は全然溶けません。陽が当たるところとそうじゃないところで全然違ってくるのです。

交差点の信号が青でも安易に渡ってはいけません。渡った先の道が北側であれば雪まみれです。なので赤信号を待ってから遠回りでも南側の道を通ります。雪じゃない日は関係なく渡っているのにね。何も考えずに渡れている日常に数分間感謝できます。

また戸建ての家が並んでいる道は雪を掻いてくれているので、安心して通ることができます。北の道でも意外と大丈夫です。もし雪国でご自宅を買われる際は、雪掻きセットとガレージの屋根はセットでご検討ください。

そんな感じで雪の日はいつもの道で非日常を発見できます。今年の雪はもう終わりかなぁ。ちょっと寂しいけど、二足歩行に疑問を持たず、電線の存在も気にせず、タイミングの良い青信号を渡る当たり前を今のうちに堪能しようと思いました。

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