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少女ポリアンナの考え方から学ぶ〜物事の視点を変えてみると見えてくるもの〜

みなさん、
『少女ポリアンナ』という
童話をご存知ですか?

アメリカの作家である
エレナ・ホグマン・ポーター氏
が書かれたベストセラー作品です。

私は、
子どもの読み聞かせで
このお話を知り、
とても奥深いと思いました。

ぜひ、
みなさんと
共有したいと思い、
今回お話していきたいと思います。

1.童話のあらすじ

ポリアンナは、
幼少期に母を亡くし、
11歳で父も亡くしました。

親戚のおばさんに
引き取られましたが
歓迎してもらえませんでした。

部屋は
せまくるしい屋根裏部屋で
カーテンもありません。

お手伝いさんは
気の毒に思うのですが、
ポリアンナはその部屋を見て
こう言ったのです。

「なんてすてきな
眺めでしょう。
絵が無くて残念だけど
この景色は絵よりも素敵。」


その後、
ポリアンナは、
部屋の窓から木に飛び移り
外に飛び出していきました。

これに怒ったおばさんは
夕食をパンと牛乳しか
準備しませんでした。

お手伝いさんは
心配するのですが、
ポリアンナは夕食を見て
笑顔でこう言ったのです。

「うれしいわ!
パンと牛乳は大好き。
なにより、あなたと一緒に
食べられるんだもの、最高よ。」

お手伝いさんは
不思議に思い、
どうしてそんなに喜べるのか
ポリアンナに聞きました。

すると、
ポリアンナは
こう答えたのです。

「これはね、
【いいこと探しゲーム】なの。
父と考えたのよ。
ずっとお人形が欲しかったけど
家は貧しかったから慰問箱に入ったもの
しかもらえなかったの。

そして、
慰問箱に入っていたのは
松葉づえだったの。
すごくがっかりしたわ。

でもね、
父は『よかったね』と言ったの。
『松葉づえをもらっても、
使う必要がないんだから
うれしいじゃないか』って。

それから
私と父は、
【いいこと探し】をしたわ。

父がなくなった時には
難しかったけど…
でも、
あなたと会えたんだもの。
いいことが見つかったわ。」


お手伝いさんは
ポリアンナのことが
大好きになり、
一緒に【いいこと探しゲーム】
をすると約束しました。

ポリアンナは、
お手伝いさんだけでなく
町中にこの【いいこと探しゲーム】
を流行らせることになったのです。

2.人間の性質

私は、
このお話を読んで
ポリアンナの考え方に
衝撃を受けました。

なぜなら、
お手伝いさんの
気持ちがよく理解できたからです。

人間は、
自分の期待とは
違うことが起きた時、
嫌だという感情が湧き、
悲しいこととして捉えていまいます。

つまり、

感情を持って生きている証拠

しかし、
この感情のままに生きていると、
一つの物事を一つの感情でしか
見られなくなってしまいます。

それも、
マイナスの感情の方向に…

要するに、

感情に任せた考え方は
良くない方向にしか向いていかない

でも、
ポリアンナのように
どんな時もプラスの感情で
考えることは、
自ら人生をプラスの方向に
もっていくことができます。


つまり、

自分の人生の舵は自分で握る

これを、
11歳の少女が
知っていたのですから、
率直にすごいなぁと思いました。

3.ポリアンナの人生

このような
素晴らしい方法を
若くして知るということは
必ずそのきっかけがあったはずです。

ポリアンナは
幼少期に母を亡くすという
とても悲しい経験をしています。

小さな子どもにとって
『母』という存在は、
常に自分のそばにいる…
心配な時に後ろを振り返ると
暖かい笑顔で見守ってくれている…

そんな大きな存在を失い、
父とポリアンナが乗り越えた
日々は本当に辛かったと思います。

そんな我が子に、
どうにか前を向いた
人生を歩んでほしいと願う
父の思いがたっぷりと込められた
のが
【いいこと探しゲーム】
なんですよね。

4.子どもに伝えたいこと

毎日
楽しいことばかりだといいのですが…

残念ながら、
人生は
楽しいことも
悲しいこともあります。

でも、
できたら
なるべく悲しい思いはさせたくないのが
親として子供に思う気持ちですよね。

いつまでも
親が子どもを育てるわけではありません。

いつかは自立し
自分で道を歩いていかなければなりません。

ポリアンナのように
いつパパママがそばから
いなくなるのかも分かりません。

つまり、


どんな悲しいことも
前向きにとらえて、
前に進む力を
つけられるようにする

このことを、
幼少期から伝えることが
大切だなと思います。

ぜひ、
私も今日から
子どもと一緒に
【いいこと探しゲーム】
をやってみようと思います。

5.おすすめの絵本

今回、
紹介したお話は、
この絵本から抜粋しました。

これは、
1日に1話
1ページの読み聞かせの本です。

1ページに
お話が凝縮されているので
寝る前の5分という短い時間で
絵本の世界に毎日触れることができる
とっても素晴らしい本です。

我が家は、
この本での
読み聞かせを始めて
ちょうど1年が経ちました。

子どもと一緒に
366個のお話に
触れることができたのです。

過去にも
この本について書いています。

よければ覗いてみてくださいね。

一緒に
ポリアンナマインドで
過ごしてみましょう~!

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