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【相談室】子どもがごはんを食べてくれません

今日は、
お母さんからのご相談に
お答えしていきたいと思います。

《相談内容》
3歳の女の子
「ごはんを食べてくれません。
お菓子が大好きで、
お菓子はいくらでも食べるけど
ごはんはほんの少しだけです。

ごはんを食べないので
結局お菓子をあげてしまいます。
作っても食べてくれない…
食事の時間が苦痛です。

どうしたら、
ごはんを食べてくれますか?」

今回の相談内容に
何人ものパパママは
共感できるのではないでしょうか?

食べてくれないと、
本当に心配になるし、
作ったものを食べてもらえないと
とっても悲しいですよね。

今回は、
『子どもがごはんを食べてくれない』
このお悩みについて、
お話していきたいと思います。

1.子どもがお菓子を好きな理由

子どもは
お菓子が好きですよね。

ごはんよりも
お菓子が好きな理由は
何なのでしょうか?

それは、
甘いからです。

ここで、
『味覚』について触れておくと、
胎児のかなり早い時期から
発達していると言われています。

特に、

甘味が
一番安全で必要なものだということを
赤ちゃんの時から知っている

それは、
生きる源になる
母乳やミルクは甘いから
です。

反対に、
塩味は危険なもの
だということも知っています。

それは、
塩分の過剰摂取は
腎臓の機能が未熟なため
死に至ることが
赤ちゃんの本能に備え付けられているからです。

この塩分摂取に関して、
体が必要としている摂取量に
自分の体が応じるようになるのは
4歳頃と言われています。

子どもは
「甘いのが好き」なことには
ちゃんと理由があるのですね。

2.ごはんを食べない原因

ごはんを食べないのは
お菓子が好きだから
ということもあります。

しかし、
ごはんを食べなければ
お菓子を食べられる
ということもあります。

つまり、

ごはんを食べないのは
お菓子を食べているから。

「何か食べさせないと」
親の心配する気持ちが
裏目に出てしまっているのです。

3.ごはんを食べる方法

いよいよ、
本題に入っていきます。

ごはんを食べないのは
お菓子を食べていることに
原因があるのは分かりました。

では、
どうやって改善すれば
いいのでしょうか?

それは、

家にお菓子を置かない

お菓子があるから
子どもは食べたくなるし、
親もごはんを食べなかった時の
最終手段として出してしまうのです。

「お菓子がない」
これを子どもにも理解してもらうのです。

いきなり、
家の中に一切お菓子を置かないように
するのができない場合は、
まずお菓子の置く場所を
変えてみましょう。

子どもの見えない場所に置く

そうすれば、
子どもはお菓子がないことを
理解できます。

今まで
お菓子を置いていた場所を見せて
「お菓子なくなっちゃったよ」
と子どもにお知らせします。

演技が得意なら
「○○ちゃんがごはん食べないから
おまわりさんが持って行っちゃったよ」
と言ってもいいでしょう。

空腹になれば
子どもも食べます。

お菓子で
お腹を満たすことができなければ
ごはんで満たそうとするのです。

この方法は、
パパママも心を鬼にして
取り組む必要があります。

しかし、
「子どもの体のことを思うと
どちらがいいか?」
そのことを考えると
前向きに取り組むことが
できると思います。

実際に、
相談者さんに
上記方法を伝えて実践してもらいました。

結果は、

ごはんを初めて完食した

とっても
嬉しい報告が届きました。

パパママも嬉しいし
子どももごはんのおいしさに
気付くことができて
お互いにとって
いい結果をもたらすことができましたね。

子育ては悩む毎日ですが、
そんな時は

子どものためを想って取り組む

このことが
大切なのかなと思います。



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