紫外線からお肌を守ろう!(育児編)
夏の日焼けは元気よく過ごしているサインです!特に、夏休み明けの子供の日焼けは、どれだけ楽しく遊んだのかを物語っていますよね。そんな日焼けですが、皮膚への影響が気になる方は多いのではないでしょうか。近年、温暖化の進行でオゾン層が薄くなり紫外線を浴びる量は年々増えています。そこで、今回は赤ちゃんの時からできる紫外線対策についてお話します。
1.紫外線とは?
紫外線とは、太陽光の一部で目で見ることはできません。地上に届く紫外線の量は、1日のうちでは10~14時、季節だと4~9月に最も多くなります。
2.紫外線を浴びると…
紫外線を浴びることで皮膚に炎症が起こります。つまり、日焼けです。日焼けには2段階あります。
第1段階は、日光を浴びた数時間後から赤くひりひりとした炎症が起こる「赤い日焼け」です。8~ 24 時間がピークで2、3日で消えます。まれに水ぶくれとなって皮がむけることもあります。
第2段階は、数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く「黒い日焼け」です。紫外線を浴びると皮膚の細胞はメラニン色素を作り、細胞のDNAがダメージを受けるのを緩和してくれます。そして、メラニン色素がたくさん作られると黒い色素沈着が起こるのです。
長年日光を浴び続けていると、皮膚のしわ、シミ、時に腫瘍(良性または悪性)ができることもあります。
※弱い紫外線でも長い時間浴びた場合の紫外線量は、強い紫外線を短時間浴びた場合と同じになるので注意が必要です。
3.紫外線を浴びやすい場所
紫外線は、地面の種類によりその反射率が大きく異なります。
新雪…80%
砂浜…10~25%
コンクリート・アスファルト…10%
水面…10~20%
草地・芝生・土面…10%以下
つまり、スキーや海水浴は特に注意が必要です。
4.紫外線から守る方法
紫外線対策のポイントは7つです。
1.しっかりと保湿をする
2.日焼け止めクリームを塗る
3.帽子をかぶる
4.薄い長袖のカーディガンを着せる
5.眼鏡やサングラスを着用する
6.ベビーカーの日よけを使う
7.朝・夕の涼しい時間帯にお散歩をする
4-1)しっかりと保湿をする
乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線によるダメージを受けやすくなっています。毎日のスキンケアでしっかりと保湿をしましょう。
4-2)日焼け止めクリームを塗る
日焼け止めクリームと聞くと、「ベタベタ」「真っ白」「洗い流すのが大変」といったイメージがあり苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか。私がそうでした。
最近は、生まれてすぐの赤ちゃんから使える日焼け止めクリームも販売されています。いろんな日焼け止めを試しましたが、私のおすすめは『ニベアのSUNウォータージェル』です。べたつかずジェルタイプで塗りやすい、白くならない、石鹸で落とせる、無香料・無着色といった点が特徴です。
4-3)帽子をかぶる
帽子をかぶることで紫外線を20%カットできます。風で飛ばされないようにゴムの付いたものがいいでしょう。
4-4)薄い長袖のカーディガンを着せる
紫外線が直接肌に当たるのを防ぐには通気性のよい薄い長袖のカーディガンを着せるといいでしょう。我が家はユニクロのエアリズムのパーカーを使用しています。さらっとして通気性もよく、着心地がよさそうです。
また、海水浴やプールではラッシュガードの着用をおすすめします。着用している場合とそうでない場合では見た目ではっきりと違いが分かります。
4-5)眼鏡やサングラスを着用する
UVカット機能のある眼鏡やサングラスを着用すると紫外線を90%カットできます。子ども用のサングラスも販売されています。
4-6)ベビーカーの日よけを使う
ベビーカーは赤ちゃんを仰向けに寝かせて使用することが多く、紫外線を浴びやすい姿勢になっています。また、帽子を嫌がる赤ちゃんもいるので、ベビーカーに付属されている日よけを活用しましょう。
4-7)朝・夕の涼しい時間帯にお散歩する
正午の前後2時間(10~14時)は紫外線が1日のうちでピークを迎えます。その時間帯を避け、少しでも紫外線量の少ない時間にお散歩することをおすすめします。暑い夏は熱中症予防にもなります。
5.まとめ
「紫外線対策はいつからするの?」という質問をいただくことが多いですが、生まれた時から外出時は対策をしましょう。我が家の出かける前の合言葉は「日焼け止めクリーム塗った?」です。子どもの手の届く場所に日焼け止めクリームを置き、子供自身で塗ったり、お互い塗り合いっこをしています。
夏になると、私はまず『ニベアのSUNウォータージェル』と『ピジョンの桃の葉ローション』(「あせもと上手に夏を乗り切ろう!」の記事参照)の家の在庫を確認します。だいたい2~3本ストックしています。
では、今日から早速できる紫外線対策をしましょう!
1.しっかりと保湿をする
2.日焼け止めクリームを塗る
3.帽子をかぶる
4.薄い長袖のカーディガンを着せる
5.眼鏡やサングラスを着用する
6.ベビーカーの日よけを使う
7.朝・夕の涼しい時間帯にお散歩をする
紫外線からお肌を守ることは大切ですが、骨を作るには適度な日光浴も必要です。特に、妊婦さんやお腹の中にいる赤ちゃんの骨の形成には日光浴が鍵となります。また今度、適度な日光浴についてお話しますね。
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