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自分の外見、褒めてあげて。

占い師をしていて、ご自分の見た目に自信がない方が多いなと感じます。
そのお気持ちはよくわかります。

私も多感な頃は自分の外見に自信がありませんでした。

朝の支度を済ませて、最後のチェックに鏡の前に立つ。
「どこか変じゃないかな」
「誰かになんか言われるんじゃないかな」

そんな考えが頭の中をグルグルしてしまって、一歩も動き出せない。
そのまま外出できない日もありました。

自信を失うきっかけでよく耳にするのは、こんなところでしょうか。

子どもの頃に親戚からこう言われた
「〇〇ちゃんはお勉強ちゃんとしないとね、不美人だから」

思春期の頃、お友達にこう言われた
「毛穴開いてるよ〜ww」

男子にこう言われた
「顔のでかい人」

傷つくこと言われて気晴らしにスマホを開けば、
SNSには美人がたくさん。
「わたしなんか…」と自己評価が下がっていく一方。

そしてこう思うようになった
「もう少しこんなふうに、あんなふうに生まれていれば…」

でもね、それって本当でしょうか?
だって外見の評価って正確にできますか?

美人と不美人の定義ってなんですか? それってその人の趣味じゃない?
毛穴開いてて当然じゃない? 汗かくためにあるんだから。
顔がでかいって、あなた私の顔ものさしで測ったわけ? 何基準なわけ?

よくよく考えてみれば、外見を絶対的に評価するなんて不可能なんです。

それでも不当な評価を受け入れてしまう理由は、次の3つではないでしょうか。

1. 自分で自分の魅力はわからない


なんてったって生まれてこのかたこの顔です。
この顔のこの人生しか生きたことがありません。

案外「この顔で生まれたからこそ」の恩恵を受けているのかもしれません。

それでも自分以外になることはできないわけですから、
その恩恵に気づけないですよね。

しかもメリット・デメリットは常に表裏一体。

可愛い顔立ちの方は可愛がられる一方で、舐められたり軽く扱われたり…
かっこいい顔立ちの方は一目置かれる一方で、人と距離が空いてる気がする…

でもそれが、本当はあなたの魅力なんです。
可愛いからこそいじりたくなり、
かっこいいからこそ崇められるのです。

2. 人から言われたことが呪いになっている


外見のデメリット側を言われてしまうと、ずーっとそれが頭に残りますよね。
冒頭で書いたように、身近な人に言われて嫌な思いをしたかもしれません。

「陰気に見える」
「お高くとまって見える」
「金遣い荒そう」

これ、全て言い換えが可能ではありませんか?

陰気 → ミステリアスな色気
お高く止まってそう → 気品溢れる
金遣い荒そう → ゴージャス

全て言い方のちがいです。
それもまた、他の人にはない、あなただけの魅力です。

たしかに「陰気」は明るくはありません。
でも、明るい人にはない色気があるのではないでしょうか。

3. 美しさの判断基準は人それぞれ


有名な俳優に対してでさえ、
「あの人の何がいいかわからない」と言う人がいます。
美しさが売り物になる彼らでさえそうなのです。
万人受けの美しさはありません。

つまり、あなたが「不美人」と言われたことがあったとしても、
それはその人の主観です。受け取らないでいいのです。

あなたも私も、パリコレモデルになる人生ではありませんでした。
ただそれだけです。
パリコレモデルでなければ美しくないでしょうか?違いますよね?

あなたにはあなたの美しさが必ずあります。


私はあなたの輝くさまが見たい

悲しいかな、自分の魅力はなかなか自分ではわかりません。
それでも美しくない人なんていないんです。
なにか一つだけでも、ご自分の良いところを見つけてみませんか。

「肌が綺麗って言われるのは他に褒めるところがないから」

思春期の頃、ネットでこう書かれていて私はとてもショックを受けました。
「お肌が綺麗」
私がとてもよく言われる褒め言葉だったからです。

それでも私はネットに匿名で書いている人たちより、
褒めてくれた目の前の人を信じたいと思います。

何か一つだけでも、ご自分の良いところを探してみていただけませんか。

色々な姿の人たちが、自信を持って闊歩する世界こそ美しい。
私はそう思います。

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