見出し画像

文学フリマ ビッグサイトへ行く【アンケート募集】

 こんにちは、文藝サークル清香舎代表の橘です。

 このたび、文学フリマ東京39が東京ビッグサイトで初開催されるにあたり、弊社キカン誌の臨時増刊号として特集を組むことになりました。

 皆様からの質問や疑問、ノウハウやテクニックなどをアンケートで収集し、来たるビッグサイト開催に備え、改めて文学創作の楽しみを感じてもらう企画になっております。

 つきましては、まずどのような項目のアンケートを募集するかのアンケートを実施いたします。こんなことを聞いてみたい、あんなことが知りたいなど、文学創作活動や文学フリマにまつわることで気になることがあれば、どしどし意見をお寄せください。

 以下にアンケート用のフォームと本企画の企画書(GoogleドライブのURLと本文を併記)を掲載しておりますので、何卒皆様のご協力をお願いいたします!!!!!

👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇
👉
https://forms.gle/bFD7yUeNgk2Q6Wye8👈
👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆👆


キカン誌『霞と息』臨時増刊
文学フリマ東京ビッグサイト開催準備号(仮) 企画書

文責 清香舎代表 橘華織

1、概要

 文学フリマのビッグサイト初開催にあたり、文学創作や同人誌即売会にまつわるQ&Aやエピソードを集めた指南書(虎の巻)を刊行します。発売は開催日(12月1日)より前の10月頃を予定しており、初参加する方にも今まで複数回参加してきたベテランの方にも改めて文学創作の楽しみを認識してもらえる機会を作り出したいと考えています。

2、背景

 文学フリマ東京は2002年11月第一回が青山ブックセンター本店で開かれて以来、中小企業振興公社秋葉原庁舎、大田区産業プラザPiOなどを経て、2011年11月から東京流通センターで開催されています。また、流通センター時代の当初(第十三回)は第二展示場のみの開催でしたが、2019年5月の第二十八回からは第一展示場で、2022年11月の東京35からは第一・二展示場の併用で開催するなど、文学フリマ東京は他会場と比べても着実に大規模化してきていると言えるでしょう。

 例えば、具体的な数値で見てみると、東京以外で最も来場者が多い大阪会場の昨年の来場者が4283人なのに対し、今年5月の東京38の来場者は12283人であり、実に3倍近くもの差があります。この数字の差は、悪く言えば東京会場だけが過剰に盛り上がりを見せているとも考えられる一極集中の状況です。

 東京会場の来場者数の増加は、特にコロナ禍による第三十回の中止以降、目覚ましい勢いで加速しています。コロナ禍以前の2018年頃から来場者の増加傾向はありましたが、伸び率で言えばここ数年の方が著しく、コロナ禍の巣ごもりの反動が影響しているのかもしれません。なにはともあれ、こうした急激な増加に伴って、今年12月についに初のビッグサイト開催に至ったのでした。

 出版や書店業界が年々厳しい状況に追いやられている中、このように文学創作の即売会の場が活気づいていることは喜ばしいことです。一方で、初心者が気軽に参加しやすい環境や、来場者がゆっくり見て回る環境が徐々に失われてしまっているのも現状です。

 自分自身出店者として3回ほど文フリ東京に参加したことがありますが、回を増すごとに来場者は増え、かといってそれに比例するほど売上が伸びたわけでもなく、むしろ顧客獲得の競争が激化している感覚さえあります。また、出店数とブース数の差も少しずつではありますが開きつつあり、複数ブースを構える企業・ベテランサークルの出店が増えていることが伺えます。

 東京38から一般来場者の入場有料化が始まったり、四国初上陸となる「文学フリマ香川1」が来たる7月28日に開催されたりと、東京会場のみならず「文学フリマ」というイベントそのものの変革の時を今迎えていると言ってもいいでしょう。政治的に東京の一極集中が議論の俎上に載せられているのと同様に、我々も「文学フリマ」「文学フリマ東京」というものを見つめ直す必要があるように思われます。

3、目的

 以上のような背景をもとに、初のビッグサイト開催の節目にあたって、様々なコミュニティ・年齢層・創作歴の方々にアンケートを実施することで、文学創作・即売会に関わる情報を整理し、次なる時代の「文学フリマ」「文学フリマ東京」を捉え直す機会としたいです。初心者の方々には文学フリマというイベントを理解してもらい、文学創作の楽しみを知ってほしい、ベテランの方々には長年培ってきたノウハウや心構えなどを共有することで、改めて自身の普段の活動を振り返り客観視する機会にしてほしいと思っています。初めてのビッグサイトで初心者もベテランも少なからぬ不安や不満を抱えていることでしょう。それらの不安・不満を安心・満足に変えて、文学創作の愉しさを多くの人と共有したいと考えています。

4、対象

以下のような方々にこの企画が届いてほしいと思っています。

・今まで全く文学創作活動に触れたことのない人、あるいは最近活動し始めたばかりの人
・同人誌の即売会(文学フリマ含む)に参加したことのない人
・創作歴はそこそこ長いが、文フリには参加経験がない人
・文フリには複数回(複数会場)参加したことのあるベテランサークルの人
・文フリの東京会場のみに参加したことのある人、あるいは東京会場以外にしか参加したことのない方
・昔創作活動をしていた/イベントに参加していたが、最近は離れてしまっている人

5、制作物

・A5サイズ冊子、100ページ前後(アンケートの回収量次第で増減の可能性あり)
・販売価格および販売冊数未定(後述のアンケートの回答数などを鑑みて決定)
・東京39開催前はBOOTHでの販売、当日会場でも販売。希望者がいれば各ブースでの委託販売も検討
・年内は冊子のみの販売。来年以降に電子版での発売も検討
・「文学フリマ百都市構想[1]」に基づき、作成にあたっては以下の方々の協力をお願いしたい。
 ①協力者の人数は、前回東京38の出店者3314人の1割にあたる330人以上
 ②協力者の主な活動ジャンルは、前回東京38のジャンル数65個全て
 ③協力者の主な生活圏は、現在事務局が設置されている8都市(東京・大阪・福岡・広島・京都・札幌・岩手・香川)に加えて、かつて開催実績のある3都市(前橋・金沢・名古屋)の全11都市以上

6、スケジュール

制作・販売のスケジュールは下記を参照
アンケートの回収状況次第で前後する可能性あり

7、募集内容

制作にあたり、協力いただきたい内容は以下の通り

《①アンケート内容募集》

 企画の中心は、アンケートによるQ&A・エピソードの収集になります。つまり、アンケートの内容の充実度がそのまま冊子の出来に直結します。そこで事前にどんなことをアンケートで聞いてみたいか、「アンケートの内容を募集するアンケート」を実施いたします。文学創作活動・文学フリマに関わることで今気になっている点、不安に感じている点など、ありのままのお気持ちをお寄せください。

 →URL:【 https://forms.gle/bFD7yUeNgk2Q6Wye8

《②アンケート回答募集》

 本企画の根幹となるアンケートの回答を募集します。上記アンケートの募集期間が終了し次第、質問を作成し共有します。

《③寄稿》

 基本的には協力者の方のコメントはアンケートでピックアップする予定ですが、2,3本のエッセイ(インタビュー記事)も掲載するつもりです。字数は2万字まで(アンケートの収集結果次第で文字数は変動する可能性あり)。是非書いてみたいという方はTwitter(現X)のDM(https://x.com/seiko__sya)か、メール(seiko.sya820@gmail.com)までご連絡ください。


皆さんのご協力あって初めて成立する企画となっております。実績もなにもない弱小サークルの一企画ではありますが、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

以上


[1]以下の3項目
・地域を越え、世代を超え、作者や読者の垣根も越えた交流によって新たな創作者を生み出す。
・地域同士の結びつきで創作の輪をひろげ、芸術の愛好者を生み出す。
・地域に根付く豊穣な文化に触れる機会を作り、それを受け継ぎはぐくむ継承者を生み出す。(参照:https://bunfree.net/about/100_city_plan/

【今日のタイトル元ネタ】『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、フランスのルーヴル美術館とフュチュロポリス社が2005年より実施してきたBD(バンド・デシネ)プロジェクトの第5弾として、2009年に発表された荒木飛呂彦の漫画作品。2023年5月26日に実写映画版が公開された。

ウィキペディアより引用


この記事が参加している募集