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長男と次男 26

私にできる準備とは

中3と言えば、やはり忙しい学年
・・・なのだろう。

長男が中3の頃といえば
コロナ禍の真っ只中。
各種行事は中止になり、
修学旅行もなかった学年だ。

まあ、中3当時の長男は
そもそも教室にも入れなかったし、
中高一貫校でもあったので
世の中3がどのようなものか
私も全くわかっていないのだが。

先日、次男の中学校で
修学旅行説明会と進路説明会が行われた。

現時点で全日制高校は難しいと
次男本人は考えているので、
私としては修学旅行の話を
メインで聞くつもりで参加した。

保護者への説明会の数日前に
実は生徒達には別で説明会があった。
担任の先生からその連絡は受けていたが
当日になって次男は参加できなかった。
行く勇気は出なかったのだ。

しかし、修学旅行に行きたい気持ちは
持っているらしい次男。
それを思うと、保護者としては
せめて聴いておかねば、と思った。

つい早めに中学校に到着してしまった私は
元気に学校生活を過ごす生徒さんを
久しぶりに目の当たりにし、
これまた久しぶりに胸が痛んでしまった。

自分の感情が
未熟であったことを改めて痛感し、
自分の感情に再び向き合う
きっかけとなった。

進路説明会については、
次男に直結はしないだろうけれど
なんてややこしいんだ!という感想。

修学旅行説明会については、
次男の友達が実行員会にいることを知り、
先日先生がおっしゃっていた、
班分けなどで「次男はこっちだ」と
模索してくれているという事実を思い出した。
本当にありがたい。

あくまでも「親のエゴ」ではあるが
やはり友達の多い次男には
修学旅行を楽しんでもらいたい・・・
今もまだ、そんな祈るような気持ちでいる。

まだ学校等には向かえていない次男だが
少しずつ変わり始めているように思う。
「別室にいつ行こうかな」
「適応教室に行ける日を確認してみようかな」
というような発言が、
ポツポツと口から出始めている。

親は決して焦らず、騒がず。
サポートできる状態に
私は準備しておこう。


身体に耳を傾けることを学ぶ

大学は自宅近くになり、
朝のスタートも高校よりゆっくり。
長男はしっかり毎日、自力で通学し、
自分で決めた授業もすべて出席。

予定より早くアルバイトも始め
入部したいクラブの見学にも行き、
自宅でも提出課題をしたりして。
長男は非常に奮闘している。

ある夜、洗濯物を干していると
(花粉や黄砂で外に干せない)
長男の部屋から咳が聞こえる。
しかもなんだか変な咳。

これはヤバい!という直感で
急いで吸入薬を探し出し、
気管支向けの漢方薬とともに
長男の部屋へ。

すでにゼーゼーヒューヒュー
何年振りかのぜんそく発作だ。
本人もそんな自分に
ビックリしている様子。

とにかく吸入薬を吸わせ、
少し落ち着いてから漢方薬。
毎日のように投薬していた頃より
久々だったからか、即効いてきた。
早く気付いて良かった・・・

「大学生は当然自己管理」
そう思う一方で、
急激に奮闘している長男のことを
やはり私はどこか心配していた。

もし家を出ていたら
こんなケアは当然できないわけで、
そう思うと肝が冷える思い。

過保護と言えば過保護かもしれない。
それは自分でもわかってる。
でも今回のことがきっかけで
自分の体に耳を傾けることを
長男自身が学んでくれればいい
のだ。

翌朝には発作も治まっていた。
本人は初めて1時間目を休んだが
ちゃんとその後大学に向かった。

今回は母のファインプレーだと
長男も言っていた。

そうやって、自分の身体の状態を
把握することや、生活を工夫していくこと。
一般的な学生生活を
送ってはこられなかったからこそ、
今からそれを学べばいいと
私も改めて思い、願った。


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