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11.なぜ資格を取ったのか

「不登校訪問支援カウンセラー」とは

私は「不登校訪問支援カウンセラー」という
民間資格を持っています。

「不登校訪問支援カウンセラー」とは、
不登校の悩みを抱える子供に対して、
復学や自分らしい生き方を見つけられるよう促したり
不登校の子供たちと関わる周りの大人たちと協力し、
不登校に対する専門的な知識・技術をもって
困難な状況を打開していく人材のことを言います。

子供達が心の中で抱えている問題の真因を探りつつ
その保護者や周囲の人との関連性を踏まえた上で、
解決に向けた手段を模索します。

不登校に陥り、外に出られなくなった子供達には、
カウンセラー自身が歩み寄る必要があります。
定期的に自宅を訪問して話を聞いたり、
メールで問いかけを行ったりしながら、
時間をかけて支援します。
最終的には、将来的な選択を
子供自身が自分でできるようにすることが目的です。

しかし、私は実際のところ、
「不登校訪問支援」を実施しているわけではありません。
また今後、本カウンセラーとして活動する予定も
今のところはありません。

ではなぜ資格を取得したのか。

私はこれまで、子供達の3回の不登校を経験し
(次男はまだまだ継続中ですが)
1番の大きな気付きは
「不登校はひとことでは括れない」
ということでした。

「不登校」というものには全く同じパターンなどなく、
原因も経過も回復も何もかも、千差万別、十人十色。
私が子供の頃は「登校拒否」という言葉がありました。
これはその後「(拒否して)行かない」というだけでなく
「行きたくてもいけない」という子がいるのだから
「拒否」という言葉は合わないだろう、ということで
使われなくなったそうです。

だったらなぜ文科省は「不登校」という言葉にしたのか?
行かないということではなく、行けない子供達がいると
ちゃんとわかっていたはずなのに・・・と思うぐらい、
今は「不登校」について画一的な意見が
(かつ、不理解と感じられるものが多い)
残念ながら散見されます。
しかし、真実として私自身のごく身近な3例だけでも
それぞれ全く違うのです。

寄り添う、受け止める


なぜ資格を取ったか

親である私は、自分の従来の価値観だけで子供を見た時、
理解できないことが多々あると気付きました。
子供の気持ちを100%理解するなんて、到底不可能。
であれば、せめて学術的にでも心の動き等を学びたい。
わからないからこそわかろうと歩み寄ろうと思いました。

しかし、それで子供達の不登校が治るとは思っていないし、
治そう!という意味で資格を取得したのではありません。

親は子供を理解していると思うなかれ。
そう思ってしまうのは、親のエゴだと私は思います。
親も子も別人格。
だからこそ、親子であっても本心で繋がることができるような
コミュニケーションを取っていきたいですよね。

私は、子供達の思いがどういう流れで、どう動くのか
体系的に理解し、パターンを知りたい
と思いました。
つまり、私は子供達が学校に戻ることを
最優先にしたのではなく、
子供達が生きる力を取り戻し前を向いていけるよう、
そのヒントとにするために
「不登校訪問支援カウンセラー」を学んだのです。
私は、子供の心の変化に寄り添う決心をしたのでした。

学校に行けないと、今悩んでいる方々に
少しでも届くような記事を今後も書きたいと思います。

必要な方に届きますように✨


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