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長男と次男 8

長男の新しい日々

長男は無事修学旅行から戻ってきて
毎日学校に通えるようになった!!
・・・みたいな劇的な変化には繋がらなかった💦
(私も長男のことだから、さほど期待もしていなかった(笑))
とはいえ、不登校傾向であるのは間違いなかったが、
それでも教室に話せる友達がいるというのは
長男の日々の表情を大きく変えた。

修学旅行のグルーピングで長男を指名してくれた彼も、
教室の中で話せる友達ができたことは大きかったようだ。
オンラインゲームで遊んだり、休日に何人かで集まったり、
“友達と遊ぶ”という久しく聞いたことのなかった言葉が
長男の口から出てくるようになったことが、
私は何より嬉しかった。

長男が何日か休むと、その友達から
「はよ来いよ!」
と連絡が来る。
「アイツ、怒ってるから、しゃーないし行くわ~」
だなんて、嬉しそうな顔して言ってる長男が微笑ましい。

学校は、夏休みでも夏期特別授業が行われるのだが
長男は
「出席がつかないならいかない」
と、彼なりの明確な指針で行動していた。
起立性調節障害もまだそれなりに症状もあり、
そんな長男にとって真夏はやはり体調厳しい季節。
電車・バスを使って1時間の学校はやはり遠く、
その代わりに、不登校だった2年2ヶ月を埋めるべく
個別指導塾の夏期講習に通うことになった。
本人から「足りない部分を補填したい」と申し出があり
何か所か一緒に見学にいって、
一番家から近いところに決まった。

彼は彼なりに、自分の失った期間を取り戻そうとしている。
母はサポートに徹するのみだった。

私の崩壊

次男は中1の夏も時々クラブに行った。
出された宿題は、できる分はやってみよう!と
多少取り組んでいたが、
途中にあった集いのようなものは
やっぱり参加できなかった。
英語教室やプログラミング教室も、
通ってはいたがあまり前向きな気持ちではなく、
ちょっと負荷掛かっているのかな・・・
と様子を見ていた。
しかし、休むことはあっても
次男は「辞めたい」とは言わなかった。
こちらも、本人の意志を尊重するのみ。

クラブの友達、小学校からの親友たち、
自転車で隣の市まで遊びに行く友達など、
いろんな友達と積極的に出かける次男。
授業がない夏休みは特に、
この子が教室に入られないなんて
思い出せないくらいの行動量だった。

夏休みはそれなりに過ぎていったように思う。
お盆は義実家に戻った・・・はず。
この時の記憶が、正直あまりない。
1学期の間のもろもろや疲れがあって、
夏休みに入り一番ホッとしていたのが私だったのかもしれない。

そろそろ新学期の準備をしなきゃな・・・
また朝送って、お昼抜けてという生活が始まるな・・・
という頃、私のメンタルは崩壊していた。

この時、子供達は相当悩んだと思う。
ほぼ、登校のサポートは私が担っていた。
その歯車が狂ってしまったら自分たちはどうなるんだろうと
かなり心配だったんじゃなかろうか。

いやそれ以上に、彼らは自分達を責めていた。
自分達のせいで母が・・・と思っていた。
だから私は自分に勝たなければと思った。
負けそうになって、逃げ出したくなっている
自分をどうにかしなければ、と思った。

私がクリニックに通い始めた頃、
偶然にも次男のスクールカウンセリングに申し込むことができた。
このスクールカウンセラー(以降SC)のI先生に
次男だけじゃなく、私も救われることになる。

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