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🌱不登校:親が解決できるなら苦労はせんよ?

少し前、「不登校」に関する記事で
「9割親が解決できる」
というものを見ました。
(書籍も出ているのかな…?)

サラッとしか見てはいないので
多少の齟齬があるかもしれませんが
親が持つべき心得のようなものが挙げられていて
納得できることや参考になることも
いくつかありました。

ただ・・・実を言うと私には
引っ掛かる点がいくつかありました。


抱いた違和感とは


例えば、
不登校の解決が「再登校」であるということ。

目指すものが再登校であれば、
確かにいったんはこれらの方法で
復学することができて、
「目標達成!」となるのかもしれない。

でも、そもそもそれでいいのかについて
私はこれまでからずっと疑問を呈しています。

「不登校」は、登校できていた子供が
できなくなる ➡ つまり「不」➡ 「不」を取りたい
だから「再登校」を目指す
ということになるんですよね。

しかしそれが本当に最適解なのかと
私は思っているので、ここに違和感を抱きました。

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また、「再登校」した後の子供達の
その後を見ているのか?
ということ。

「親は子供を長期的視点で見るように」
ということが書かれていたのですが、
ゴールを「再登校」にしていると
その先まで意識が向きにくいのではないかな…
と感じます。

なぜなら
再登校してから再不登校になる子も
やっぱり多くいる
からです。
(現に長男次男ともそうでした)

また、これは本当ににいたたまれませんが
自ら生きることを止めた子のうち
かなりの高確率で早期に再登校していた、
という話もあるそうです。

「主原因を除き登校できる体制は整った。
はい、じゃぁもう学校行けるよね」
…なんてことにはならないのです。

ケガで血が出ていたとして、
血が止まったからといって治ってはいない。
かさぶたができたとしても、
曲げ伸ばしや押さえると痛い。
これも完治とは言えません。

またケガした場所によっては、
前のように上手く曲がらなくなったり
傷が残ってしまったりしますよね。

心だって同じじゃないでしょうか。

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そして一番大きい引っ掛かりポイントは
不登校を一括りにしていること。

要因も様々、子供の心の疲弊度合い、
現在の状況もいろいろとある中で
これまでもずっと私は
一括りにすべきではないと考えています。


つまり・・・
ここまで書いたことを改めて見返すと
発想の起点から相まみえないのですよね
残念ながら。

 

長期戦になった原因が親ではない


もちろん、このお話で
うまくいく方もいると思います。

そしてむしろ我が家の方が、
残りの1割なだけかもしれません。

私がこういう考えだから
1割に入っているのだと言われたら
まぁそれまでなのですが💦

しかし、
不登校が長期化するからといって
原因がすべて親にあるということではない

ということを強くお伝えしたいと思います。

今回私が目にした記事は、
必死に闘っている親御さんの参考にもなりますが
「やり方が悪い!」
「親の接し方が悪い!」など、
負の方向に感じてしまわないかと懸念しています。

もしも傷ついたり、
自分を責めたりされる親御さんがいたら
それは絶対に避けなければならないと思い
お伝えさせていただきました。

(あ、なお、私は傷ついていません(笑)
もうねぇ、傷つき慣れたのかな。麻痺!?)


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それともう1つ。
あのね、たいがいの親はね
できそうなことはほぼほぼやり尽くすの。

それでもどうにもならないな、
こういうやり方じゃダメなんだな、
親が子を変えるなんてことはできないんだな、
ということを、我が子を通して学びます。

本当の子供の回復はそこから。
あっという間に解決なんて
それは子供の回復を本当に願う姿勢ではない

私は思います。


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