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自分を押し殺してきた人が、自分に正直になれるようになってきた理由

前回の記事で、「自分の好きなところは、自分に正直なところ。だけど子供の頃はそうじゃなかった。」というような記事を書きました。

私の場合は、子供の頃は親の顔色をうかがっていたんだよね。
それがずいぶん変わったなあと思って、何が良かったのか振り返ってみることにしました。

自分で決めるようになった(小さなことから)

まずはこれ。自分で決めるようにしたの。

大それたことじゃなくて、たとえば大学の空きコマで何をして過ごすか、どこでバイトするか、お小遣いで何を買うか、といった小さなことから。

ほとんど大学からですね。

高校までは自由度が低かったけど、大学に入って物理的に自由な時間ができて、じゃあどうやって過ごそうかな、と考えて。

決めたことを誰かに否定されることもなくて。

そういった小さなことから、徐々に自分で決める感覚ができていった気がします。

そう、初めて一人旅に行ったのも大学の時でした。

一人でできるかなと不安だったけれど、行きたいところを決めて、行き方を調べて、実際に行って一日を完全に自分で決めて過ごす。自分で決めることのオンパレード。

とっても自由だ!自分って一人でもできるんだ!って思えましたね。

子供の頃は買いたいお土産も決められないくらい、好きなことやしたいことがわからない人間だったので、いつの間にか自分の考えがない人間だと思っていました。

そこから小さな決定で自分を取り戻していくことで、進路などの大きなことも自分で決められるようになったんだと思います。

自分を否定してくる人から離れた

自分を否定してくる人から離れることは大事です。

私の場合は親。

私は親の顔色をうかがう子供でした。
ただ自分の場合、親はたぶん自覚なく善意で接しており、私も当時は自覚なく受け入れていたので、気づくのにずいぶん時間がかかりました。

もちろんパワハラする、いじめをするなどわかりやすい悪意のある人とは、すぐ離れるべきでしょう。

でも「あなたのためを思って」と善意であなたを否定してくる人もいます。

例えば私は子供の頃、お土産を選べなくて困った経験がありますが。

実はもっと幼少期に、自分でお土産を選んだら「そんなものかわいくないからこっちのほうがいいよ」と言われたことがあったらしく。

自分では覚えていないんですけど、大人になってから笑い話として親に言われて腑に落ちました。

「親は何とも思っていないけれど、自分はたぶん悲しかっただろうな」って。

そうした気づきって、自分が否定されることが当たり前の環境だとなかなかわからないです。

離れることで気づくし、自分を出せるようになってきます。否定されないという安心感があるから。

でも、もしその環境の真っただ中にいても「ちょっと嫌だな」「これでいいのかな」くらいの小さな違和感はあるかもしれません。

それに気づけたら、その中でも変えられることはあります。それが、私の中では自分の気持ちを書くことでした。

自分の気持ちを書いてみた(否定されない場で)

私は大学時代、気が向いたとき(年3回くらい笑)に自分の気持ちを日記として書いていました。

社会人になってからはnoteも始めて、自分の気持ちや考えを場に出すことも多くなりました。

そうすると、自分の考えが自分の中にあったことに気づきます。

やりたいこともない。好きで続けていることもない。進路もわからない。そんな自分の気持ちがわからない人間だったけれど、

それは自分を押し殺して過ごしてきた結果そう見えていただけでした。

本当に自分の考えが全くない人間はいないんじゃないかな。

自分の気持ちを書いて積み重ねていくことで、自分がわからないって不安から少しずつ解放されてきました。

否定されない場で書くことが大事、と書きましたが、最初はたとえ日記というクローズな場所で書いても、否定されると思います。

「やっぱりわからない」「そんな考えはおかしいに決まっている」「意味がない」etc… 書いている自分自身にです。

そう感じるのは仕方ないので、そこで止めずに続けてみることが大事です。

あとは、そこで他人に救われることもあります。

私はnoteで自分の考えを出すようになってから、読んでくれる方やスキをくださる方がいました。

今までずっと他人の考えを読んできて、ある意味自分より他人が大きな存在になっていたから、逆にものすごくありがたかった。

noteはインターネットによくある悪意が比較的ないプラットフォームだと思うので、発信する場としておすすめです。

もちろん書くことだけでなく、パートナーや友人など否定してこない信頼できる人に話してみる、受け入れてもらうのもいいと思います。

こうして、10年以上?自分を育て続けたことで、少しずつ自分の気持ちがわかるようになってきました。

正直でいられると、とにかく楽で、心が安定してきます。わからないという漠然とした不安と、自己否定がないからです。

昔は「人生つまらない。この先もよくなる気がしない」なんて思っていたけど、今は「先に行ってもいいかな~」くらいの気持ちになっています。

だいぶこじらせてきた人間なので、正直に言えばまだ自己否定モードになることもありますが。

小さなことから、気長にやっていきましょう。








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