3月も終わり
3/29、志村けんがコロナで亡くなった。70才。
ニュースが流れた30日、なんだか無性に気持ちが沈んだ。
私、ドリフもバカ殿様も大好きだったと、今更の様に思った。
子供の頃の一時期、母はうつ病が酷くて私がテレビを見て笑うと、ひどく怒った。
特に、バカ殿様なんて見てるとヒステリックに怒ってテレビを消された。
それでも私は、時々こっそりテレビをつけて懲りずに見ていたのではないかな。
ひげダンスもTVを見ながら一緒に踊った。
昨日は好きなカフェの店主が、ひげダンスを流しながら夜にめちゃくちゃ踊っている動画がFBで流れた。
動画見ながら、あー!!!って大きな声で言いたくなるくらい、大好きで悔しくてたまらない気持ちになった。
その動画はこちらでシェア出来ないから、代わりに今朝上がっていたモーニングコーヒーダンスのYouTubeを勝手にシェア。
子供達がもっと小さい頃は、一緒に「天才!志村どうぶつ園」も見ていた。
それである年、年に一度の家族旅行先に九州を選び、テレビ番組に出てくるパン君とジェームスに会いに、カドリー・ドミニオンに行ったのだ。
志村けんの番組が無ければ、こんな場所を知らなかった。
楽しい思い出の一つだ。
(写真はその時の九州旅中の久住山登山。
こんな記事を書き始めたのは、ついさっきGoogleフォトをめくっていたら、この写真が出てきたのだ。13年くらい前)
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今日は仕事帰り、実家の両親の様子を見に行ったけれど、母も志村けんが亡くなった事を残念がっていた。
昔、怒っていた頃のことは覚えていないのだろう。
子供達が大きくなって、もうあまりテレビを見ることが無かったのだけど、もう志村けんをテレビや映画で見れないと思うと残念だ。
主役で出演予定だった、山田洋次監督の映画「キネマの神様」…見たかったなぁ。
生きていても叶わない夢だけど、優香姫…あんなのやってみたかった。
沈んだ気持ちのままでいるのは、健康には良くないと思う。
仕事帰り、遠回りして桜並木のトンネルをくぐることにした。
桜の画像をiPhoneに収めて、励ましたい友人に送ろうと思ったのだ。
桜のトンネルを通ったら…
桜に励まされたのは私だ。
ネットで何人もの写真の桜を「綺麗」と思いながら見ていたけれど、自分自身で生の桜をじっくり見るのは、インターネットの中の写真とは違った。
そうだった、この感覚!
桜の木の下に立つと、なぜか妖艶な気持ちになるのだ。
その感覚を何と表現して良いか考えていたら「桜酔い」という言葉を思いついたので、そう呼んでいる。
今年も桜酔いの感覚を思い出して良かった。
家に帰ると、メルカリで買ったチェロのソフトケースが届いていた。
GEWAの新品だけど格安だった。
チェロを始めた頃は、ネットで買ったチェロに付属で付いていたソフトケースがいかにも学生の部活用みたいな気がして、ハードケースに憧れたものだ。
ハードケースは下手すると私にとっては楽器が買えそうな位高い。
雨でも楽器は濡れない。
手に入れて嬉しく、一生これで安泰だと思っていたのだけど〜
10年経ち、私自身の年齢も10年経つと…
基本、徒歩か電車移動の私は、いったい何才までこのチェロを担いで歩けるだろうかと〜、
弾けるかどうかより、その重さに、持ち運びが何才まで出来るかの方が気になってきた。
それが、今のチェロの先生は軽いソフトケースユーザーなのだ。
プロのチェリストが布のケースを使っている。
それなら、ハードケースの方がそれらしく見えるなんて見栄えにこだわる事も無いのではないか?
そう思い始めて…
一年くらい、とにかく安くて、でもそれなりに気にいるものを探していたのだ。
ハードケースもGEWAを愛用していたけれど、ソフトケースも、GEWAのものはハードケースと同じくしっかりした造りだった。
くたっとならない。
大きさもぴったりだった。
***
所属しているオーケストラの方はコロナの影響で今週も休みになった。
先週、本番から一ヶ月ぶりに行われた合奏は楽しかった。
やっぱり、音の渦の中にいるのはエキサイトさせられる。
次の新曲は「田園」。
オーケストラでも、他の場面でも…
軽くなったケースで軽やかに出かけられる日が待ち遠しい。
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