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鳥たちがいちばん輝く瞬間=採食のひととき 鳥たちの謎多き食卓事情にせまる!『鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑』発売!「はじめに」を公開!

鳥のことがもっと知りたい! という人の好奇心にお応えする、鳥図鑑シリーズ第2弾『鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑』(4月4日発売)。今回のテーマは「食」です。鳥たちはどのような食べものを、どのようにとって、どのように食べているのか。食べものの対象、種類だけでなく、その採食、捕食の流れが鳥の形態や生態も含めて見えてくる図鑑です。
本書より巻頭の「はじめに」を公開します。


【はじめに】

 鳥の大きな特徴といえばまず、翼をもち、空を飛べるということ。そして、くちばしがあることでしょう。翼とくちばしは、絵が苦手な人でもこの2つを描けばだいたい鳥らしくなるというシンボリックな器官です。
 飛行するために前足を翼にした鳥は、それ以外の点でもかなり特殊な進化をとげました。食べたと思えば排せつしたり、子を卵で産む生態も、飛ぶためにできるだけ早くからだを軽くしておくためです。
 そうして空を飛ぶことで生存圏を広げていった鳥は、新天地で生き抜くため、さらに変化を重ねていきました。鳥たちの形態のバリエーションは、その祖先たちが移動した土地土地でそれぞれ獲得した、“生抜くスキル”の結晶なのです。
 なかでも興味深いのが、食にまつわるスキルです。特に採食のときの緊張感と意外性に満ちた動きや形は、二度見、三度見してしまうことも少なくありません。
 本書にはそんな鳥たちがいちばん輝く瞬間=採食のひとときを、周辺知識・雑学とともにつめこみました。そのふしぎでたくましく繊細な食の世界を、ぞんぶんに味わっていただけますように。


【内容紹介】


【プロフィール】

監修:小宮輝之(こみや てるゆき)
1947年東京都生まれ。1972年に多摩動物公園に就職。以降、40年間にわたりさまざまな動物の飼育に関わる。2004年から2011年まで上野動物園園長。日本動物園水族館協会会長、日本博物館協会副会長を歴任する。2022年から日本鳥類保護連盟会長。現在は執筆・撮影、図鑑や動物番組の監修、大学、専門学校の講師などを務める。動物足拓コレクター、動物糞写真家でもある。近著に『人と動物の日本史図鑑』全5巻(少年写真新聞社)、『366日の誕生鳥辞典-世界の美しい鳥-』(いろは出版)、『いきもの写真館』全4巻(メディア・パル)、『うんちくいっぱい 動物のうんち図鑑 』(小学館クリエイティブ) 、監修に『にっぽんのスズメ』『鳥のしぐさ・行動よみとき図鑑』(カンゼン)、『お山のライチョウ』(偕成社)、『だれのからだ?』(偕成社)などがある。

編集:ポンプラボ
出版物・Web 媒体等コンテンツの企画・編集制作・出版を行う。企画・編集書籍に『鳥のしぐさ・行動よみとき図鑑』からスタートした鳥図鑑シリーズ、『にっぽんスズメ歳時記』をはじめとする「にっぽんスズメ」シリーズ、『にっぽんのスズメ』『にっぽんカラス遊戯 スーパービジュアル版』『にっぽんツバメ紀行』『にっぽんのシギ・チドリ』(以上カンゼン)ほかがある。

【サンプルページ】


『鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑』
小宮輝之 監、ポンプラボ 編
ISBNコード:9784862556769
定価:1,700円(本体1,870円+税)
判型:A5判
総頁数:160P
発売日:2023年4月4日
出版社:カンゼン


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