紫陽花と鎌倉と我が衝動
「6月は紫陽花」と誰もが思うくらい、みんな紫陽花を見たがる。
それしかないのかっていうくらい。ネットのバナーも、雑貨も、パフェまで紫陽花。梅雨の最中で行く場所も限られて、この鬱々とした気分を晴らすのに鮮やかで美しいものが見たい。・・・・・ものすごくわかる。わかりすぎる。
6月第二週の平日。大混雑の明月院の入り口の前で、私は予想通りの状況に何とも言えない気分になった。衝動を抑え切れないのは私もで、今日はわざわざ水色の着物を着て簪も紫陽花という気合いの入れっぷり。手ぬぐいも紫陽