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三社祭は浴衣&着物&半纏天国

こんにちは、浅草大好きマゲ美です。
その浅草が一年で一番盛り上がる日が「三社祭」。
2023年は5/19・20・21で開催、コロナ禍を越えて4年ぶりとなりました。

三社祭は浅草神社のお祭りです。
三社とは浅草神社の旧名で、
浅草の観音様を隅田川で見つけた漁師の
檜前浜成(ひのくまのはまなり)・竹成(たけなり)兄弟と、
この土地の長で二人から相談を受けて
観音様を自宅に祀った土師真中知(はじのまつちみこと)。
この三人を三社様として祀ったのが起源となります。

その三社様を神輿にのせ、町中を周り、また町内でも神輿を出します。
浅草の町が祭半纏姿で溢れる伝統的な風情は、
初夏の風物詩となっています。

日本髪好きなマゲ美のお目当ては、初日の「大行列」。
お囃子や木遣りに浅草の芸者衆も登場します。
この時の舞台や踊りは、夏の装いで登場するので見逃せません。
浅草の町の人たちも各々凝った浴衣で参列していて、
またこれが粋で素敵なんです。
私としては御神輿よりこちらが本命!
しかし4年ぶりだというのに雨で行列は中止となりました。トホホ・・・

2018年の大行列 芸者衆は夏の簪である翡翠の玉簪をさしている
帯の網模様は漁師の兄弟を象徴するデザイン。裾の流水模様も見立てた意匠。

半纏の粋さダンディズムさは今更なのですが、
やっぱり着る人の気持ちとか勢いとかが乗ると、
さらに格好良さが増すようで、
特に今年は4年ぶりの嬉しさと緊張と真剣さが
相まって凄みがありました。

・・・なんて言ってますが、
私は御神輿は実際に見にいけなかったのですが
こちらの動画で見ることができました!!

◆浅草観光連盟のHPより
Asakusa Japan 本社神輿宮入り 令和5年浅草神社例大祭(三社祭)

この背中が粋の極み

この動画は定位置撮影の3時間。まるでドキュメンタリー映画のよう。
音楽や、演出的な編集はないので、ライブ感が半端なくあります。
参加している浅草の人たちの生の表情や声、雰囲気が感じられて、
三社様の目線のようなカメラワークでした。

特に私のお気に入りはこのお二人。
1:56:27頃。

何を話しているの?

御神輿の合間に人波が一瞬途絶えた参道。
祭半纏を粋にそして自然に着こなして、何気なく話をしながら、歩いてきます。
何を話しているのと気になりますが、なんとなく感じるのは、
こうして無事祭の終盤を迎えて、嬉しいようなホッとしているような・・・・
なんともいえない素敵な雰囲気です。まるで舞台を見ているようなシーンでした。
このたたずまいに粋さを感じるのは私だけでしょうか?

和文化では美しさについて、江戸では粋(いき)といい、
京では粋(すい)というそうですが、
その粋な浅草の美意識を体感できるのが祭であり、
特にこの三社祭に集約されています。

終わったばかりですが、
浅草の人たちはもう「あと361日・・・」とか指折り数え始めているそうな。
そのくらいに濃厚で魅力的な三社祭。
そこはまさしく江戸の粋。浴衣&着物&半纏天国でした。

私ももう来年の三社祭が待ち遠しいです。







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