見出し画像

簪を深く知りたいならば

簪について深く知りたくなったら、ぜひ前作の“簪堂 -日本人も知らない簪の世界-”をお読みいただきたい。

でも更に深く簪の知識を得たいのであれば、東京の青梅市にある『櫛かんざし美術館』の図録を購入することもおすすめ。

『櫛かんざし美術館』は現在休館中ではあるが、図録はネット上で入手することが出来るので、簪の知識を得ることに役立つだろう。

図録というだけあって、文化的にも歴史的にも価値が高い挿し櫛や簪などが掲載されているが、日本髪の部位であったり、簪の細工の名称も知ることができる。

特に『櫛・簪とおしゃれ(くし・かんざし) — 粋に華やかに、麗しく —』という図録は、美術館に収蔵されている美しい作品の写真と共に、簪関連の知識も得られるため、個人的にもおすすめしたい一冊。

ただし本だけだとまだ簪について分からないことも多いため、ネットで簪の情報を検索しつつ、自分が得た知識と情報を照らし合わせていくと良いだろう。

また、簪の職人さんと繋がることで、簪の知識のみならず、現状も知り得ることが可能。

私も簪職人さんと交流を持てたことで、知り得た情報も多い。

とはいえ、いきなり簪職人さんの工房にお邪魔するのは非常識なので、工房やショップをひらいているならば、事前にメールなどでアポイントを取り、簪について教えていただくことをお願いしよう。

やっぱり簪職人さんであれば、確固たる知識や情報をお持ちなので、自分で調べてきた情報などと相違がないか、確かめることも出来る。

簪の情報や知識って、色んなところから得ていくことが重要といえよう。

色んな知識も集めていけば、深く簪のことを理解できるもの。

私もカンザシスト、すなわち簪愛好家として、知識や情報は長年かけて得ていった。

でも簪に興味があったり、愛があるのであれば、簪の知識をあちこちから収集していくのも、案外楽しめる。

そして知識を得られたのなら、ぜひとも知識を広めていってほしい。

すると簪を理解したり魅力を感じる人が増える可能性も出てくるからだ。

簪界隈を盛り上げることにも繋がるので、簪を深く知っていったら、どんどん広めてカンザシストを増やしていこう!

美しくそして奥深い世界なので、きっとカンザシストになる人も現れる。

カンザシストが増えれば簪界隈も今以上に繁栄するので、自分の大好きな世界を盛り上げられるだろう。

簪は知られること、理解されることでより、その魅力が分かるので、調べていくのも良き簪人生になる!

深く知ると、簪は今よりずっと魅力的に見えてくるので、知識欲が出たら思う存分、自分なりに調べていくのが良きこと。

簪文化の奥深さを堪能し、簪の有識者になっていこう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?