今日のアウトテイク#144「ここらでコワーキングの原点に返っとこう」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-10)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

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原点を持っておく、というのはいいことだ。

#今日のBGM

#今日のコトバ

"コミュニティとは、共に成長することに同意する人たちのグループのことだ。"
(サイモン・シネック)

昨日、小倉「秘密基地」の岡さんと久しぶりに話してて、いたく共感したコトバ。
で、コワーキングはまさにその「共に成長する」人たちがグループを作ってるコミュニティだ。

#ここらでコワーキングの原点に返っとこう

その岡さんとの話で、ああ、今それやっとくほうがいいかも、と思ったのは、「原点に返る」ということ。

日本のコワーキングも10数年を経て、いろんなカタチが現れてきた。中にはコワーキングの基本的要件である「コワーキングの5大価値」を満たしていない、単なる作業場をコワーキングと称していたりする例もあるが、それはそれとして、利用者の目的と課題に真正面から向き合いサポートするコワーキングも全国各地に生まれている。ヒジョーに喜ばしい。と共に、そのとても重要な任にあたるコワーキングマネージャーの皆さんに心からエールを贈りたい。

その中には不動産業としてコワーキングを運営する者、観光業と絡めて運営する者、あるいは起業創業に特化して運営する者、自治体の委託を受けて運営する者、その他諸々、コロナ禍を経てリモートワークやハイブリッドワークが常態化する中、それぞれの目的があり方法があるけれども、そのいずれであってもコワーキングの本質的な意義、軸のところ、キモのところ、はちゃんとわきまえてカツドウすることが望ましい、と思っている。

それは、毎度しつこくて恐縮だが、これ。

これらが提供されることで、そこがコワーキングであると言える。
こちらにごくごくカンタンに解説してるので初見の方はぜひ。

2010年にカフーツを開いて、今年の5月15日で14年になる。

当初、自分たちが必要だったから開設した共用スペースが、利用者が増えるに連れいろいろな意味を持つようになり、その人たちのつながりの輪が広がり、全国にコワーキング仲間ができるようになった。誠によろこばしからずや。

それに伴い、ぼくの仕事もずいぶん変化してきた。開設当初はEコマースのコンサル業だった(実はそうです)。

だから、当時はEC分野のデザイナーやプログラマー、マーケッター、それにネットを使ってビジネスする人たちが混在してカフーツを使ってた。

そこで「コワーキングの5大価値」の通り、つながりができ、勉強会を開いて技術や知見を分け合ったり、相互に補完する関係になり、コラボして仕事するようになり、仕事を委託したり受託したりの関係があちこちででき、そういうコワーカーのコミュニティとして機能しだした。

そうして、14年のあいだに、運営スタイルも利用者層も徐々に変化してくる。ぼく自身の仕事も、Eコマースからは(旧来のクライントは別として)ほとんど離れ、今はメディアの企画と運営、ライティング、編集をやりつつ、コワーキングの普及活動のほうにウェイトを置くようになってる。

その間、ずっとアタマにあるのが「コワーキングの5大価値」。というか、これはことコワーキングに限らず、人間が行うすべての営為にあてはまる。いま、やっている仕事もそう。言い換えると、人間が行うすべてのカツドウは、それ自体、コワーキングだと言っていいと思ってる。

人はひとりでは何もできない。誰かと組むことで考えたことが実現する。それを一言でいうとコワーキングということ。

で、15年目を迎えるこのタイミングで、今一度この5つの価値に立ち返り、来月から始める予定の新しいオンライン講座は、14年前のぼくと同じ「自分たちのためのコワーキングを自分たちで作り運営する」人を対象にカリキュラムを仕込み中。

仮の名を「インディー・コワーキング開業運営講座@オンライン」。チラ見せしときます。

詳細は追って。お楽しみに。

#告知:コワーキング開業運営講座+フィールドワーク #1茅ヶ崎チガラボ編「コワーキングがまちづくりに果たす役割とその方法」

【コワーキングをまちづくりの文脈で学ぶ!】

来る4月21日(日)、神奈川県茅ヶ崎市の「チガラボ」さんで開講します。

この講座では、まちづくりのいち手段として、コワーキングスペースをどのように位置づけ、どういう視点でまちを捉え、どんな活動を行うことで地域に貢献できるかを学びます。

講師に長年茅ヶ崎というまちで実践してこられたコワーキングスペース「チガラボ」の清水さんをお迎えし、実際に茅ヶ崎のまちを巡るフィールドワークを交えての5時間30分です。

講座のお申し込みはこちらから

まちづくりに取り組んでいる方、地域の活性化に役立つコワーキングを運営されたい方は、この機会にぜひ受講ください。

#Twitter (X)の動画自動再生復活

昨日、Twitterのスマホアプリで動画が自動再生しなくなって喜んでたけれど、今日、OSをアップデートしたら、元に戻ってしまった。

ま、ええか。

#どこに自分のマーケットを作るか

自分の商品やサービスの本質を考えて、あえてマーケットを狭めることもある。
バカでっかい市場より、自分の目の行き届くスケールに限定する。
相手の名前と顔がすぐに思い浮かぶ範囲内。

最初から総取りを目指さない。
一部に的を絞って、そこでモデルを作ってしまう。
その小さな領域でうまく成果が出せたら、違うエリアにコピペしていく。
それを連携させていくと、結局デカくなる。

むしろ、小さいからできることってたくさんある。
そもそも小さいからシンプルだ。
小さいことを活かす。
スモール・イズ・ビューティフル。

#サントリー 「君は未知数」基金

サントリーが、「こどもたちが未知と出会う機会を届ける」、「こどもたちに出会う・関わる大人を増やす」、「こどもたちを見つめる・支えるNPO等を応援する」、ことを目的に基金を創設した。

アドバイザーの山極 壽一氏のメッセージにこうある。

今、人の生き方や子どもの成長についてのパラダイムシフトが求められています。これまでは「自立」を目指してきましたが、これからは、「自分自身をも変化」させながら、「異なる個性や能力を持つ他者との関係を構築」し、「過去にない未来を共創」して、想定外の事態をも乗り越え生き抜く力(レジリエンス)こそが求められます。

「自分自身をも変化」させながら、「異なる個性や能力を持つ他者との関係を構築」する←ここが大事ですね。

かといって、いきなり「他者との関係」ってできそうでできない。第一、どうやってその相手を見つけるのか?学校?会社?地域?

コワーキングがあるじゃないか。

コワーキングというのは、人と人をつないで新しい価値を創出する仕組みのこと。コワーキングなら「こういうことがやりたい」「こういう課題を持っている」という人たちがやって来る。

一部、「いやいやいや、作業さえできればそれでいいのよ」、という人もいるが、それはそれでいいとして、さっきも書いたが、人が独りでできることってそうない。誰かと仲間になってコトに取り組む。共創、協業、協働、いずれにしろ共同関係を持つことが、生きていくうえで絶対に欠かせない。

コワーキングはそのつながりのきっかけをサポートする。

今度、21日に講座を開講する茅ヶ崎市の「チガラボ」では、「チガラボチャレンジ」というイベントを80回以上やっている。毎月、2名が「こんなことやりたい」とプレゼンする。それを参加者がアイデア出したり、人を紹介したりして応援する。ときには「一緒にやろう」という人も出てくる。

ここにそのレポートがある。

こういう趣旨のイベントは、チガラボに限らず各地のコワーキングで行われている。そうして、「異なる個性や能力を持つ他者との関係を構築」するわけです。

で、基金の話に戻ろう。

助成金の使途については、「日々の運営資金に加え、成長・発展のための資金や時間の投資」が対象になる。「今回は、そうした事業・活動を発展させるための取り組みに対し、2年間で最大1,000万円が助成」されるとのこと。

ただし、助成対象になるのは法人格を持つ民間非営利団体(特定非営利活動法人、財団法人、社団法人、社会福祉法人等)のみで、個人は対象にならない。

これ、コワーキングを運営しているNPOが申請するといいと思う。←これが言いたかった。

コワーキングを運営するNPOについては、こっちに書いてるが、

結構、世界中にある。

中にはNPO法人だけを対象にするコワーキングをNPOが運営していたりするし、The Blake Annexみたいに社会課題を解決するNPOを支援するコワーキングに連邦補助金から107万5,000ドル支出されていたりする。

日本にもまだ数は少ないが、NPOが地域のためのカツドウ拠点として運営しているコワーキングがあるし、きっとこの基金の趣旨に合致するところもあるはず。ぜひ、トライしていただきたい。

ということで、今日はこのへんで。


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