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ライブ配信「コワーキングとまちづくり〜この2つの文脈で交差するヒトとコト」、YouTubeで公開中:今日のアウトテイク#205(2024-06-10)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※ライブ配信、愉しい。またやろう。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。"
(二宮尊徳)

#ライブ配信 「コワーキングとまちづくり〜この2つの文脈で交差するヒトとコト」、YouTubeで公開中

6月1日のCoworking Conference Japan 2024では、「コワーキングとまちづくり〜この2つの文脈で交差するヒトとコト」と題してトークセッションをした。

ローカルコワーキングは、コワーカーを支援するためにあるけれども、そのカツドウを続けることで結果的に地域経済を活性化し、以って、まちのサステナビリティを実現している。

そこで、コワーキングという枠から、いい意味ではみ出してカツドウしている

江原 政文さん(長野県佐久市:コワーキング iitoco!!)
後藤 峻 さん(広島県尾道市:きっかけオノミチ合同会社)
安形 真さん(愛媛県西条市:サカエマチHOLIC)

の御三方をスピーカーにお迎えして、伊藤が進行役として、どんな活動をしているか、それがまちづくり、地域づくりにどう寄与しているか、を話し合った。

…のだが、いかんせん持ち時間の50分では語り尽くせず、スピーカーにも参加者の皆さんにも不満が残った。

そこで、昨晩、その続きを自由に話そうということで、オンラインのトークセッションをライブ配信し、予定の時間を30分オーバーして終了した。スピーカーの御三方、オンラインでご参加いただいた皆さん、誠に有難うございました。

その模様は動画にしてYouTubeにアップした。編集なしの2時間31分04秒と長尺だが、もう、めちゃくちゃ濃い内容なので、ぜひご覧いただきたい。

前半では、江原さんには「コミュニティ農園」と「ローカル複業化ラボ」、後藤さんには「移住」と「メディアと商店街」、安形さんには「コミュニティ財団」と「事業用空き家バンク」を軸にそれぞれのカツドウ内容をお話していただき、後半フリートーキングで進行した。

コワーキングというスキームをスペースの外に持ち出して、まちづくり、地域づくりに応用している事例は、はっきり言ってコワーキング「スペース」の概念を飛び越えているけれども、それすなわち、コワーキングがサステナブルなまちづくりに貢献しているということだと認識している。

なお、それぞれのテーマについては、過去に何度か書いている。

ちょっとだけ中身をチラ見せしておこう。

お気づきだと思うが、コワーキングスペースの運用ノウハウについては一切触れていない。このセッションの目的は、コワーキングの方法論を応用することでまちづくり、地域づくりに寄与貢献できているということ、それに絞った。

各人の発言から、心に留めておきたい言葉を少しだけ拾ってみる。

立ち位置を変えること(ピボット)で違う視点から見えてまた違う接続点を作れる。
つながりを作れる。
ホームベース的感覚で外を見ていく。
どこに行ってもつなげる役割というのは変わらない。

コミュニティは同質化するけれども、コミュニティ同士はそうならない。
これをつなげるようにすると新たなコワーキングになる。
その境界線も意識すること。
それがコワーキングマネージャーの仕事(のひとつ)。
そうすると、まちがコワーキングの舞台になる。
まちにはいろんな人が混じっている。

コワーキングマネージャーってホントは要らない。
と同時に、おせっかいのできるコワーキングマネージャーってものすごく必要なんだな、と思う。
コワーカーが皆でこのコワーキングを維持継続することに加担する、自治運営が理想。
そうなると、マネージャーっていなくてもいい。
そういう人がひとり、ふたりと現れてくることが、それがまちに対する役割になっていく気がする。
仕事としてコワーキングスペースで役割を担うことはできるけれども、少しずつ、スペースから離れてもできるようになっていくとすると、マネージャーって必要ないじゃんという気もする。

ここだけ切り出すと誤解を招くかもしれないので、その前後の文脈はぜひビデオで確認いただきたい。めっちゃくちゃ重要な話ししてます。

なお、1時間24分50秒あたり〜の「変化を起こせる人材の育成はどうやっているのか」という問い、それと、1時間35分56秒あたり〜の「場がないのにコワーキング、コミュニティをつなげていこうとしているというのは、どういう感覚なのか?怖くないか?」という問い、に対する各人の思考の展開とトークにはいろいろ気づきがある。要チェックです。

それにしても、今回のCCJJapan2024を振り返って、のところで、安形さんのこの弁には虚を突かれた。

一番最初に伊藤さんにコワーキングとはなにかを教えてもらって、そっちに突き進んできたんですけど、それは普通のコワーキングではなかった、ということ、そっちが一般かと思ってたけれど、そうではなかった。あ、場所貸してるんだ、みんな、みたいな。それが一番の衝撃だった。

「普通のコワーキングじゃなかった」には、笑ってしまったけれど、いやいやいや、これが本来のコワーキング、それでいいんです。間違ってません。だから、人と人をつなげていろんなまちづくりができてるわけだし。

なお、このセッションでぼく自身が、今後取り組んでみたいと思ったのは、休眠預金の活用と、SAIJOSOUPだ。

休眠預金はコワーキング協同組合でやれるかどうか検討する。組合が資金分配団体になって各地のローカルコワーキングの開設の支援ができたらいいなと考えている。これは、引き続き、安形さんのご協力を得て、勉強会からスタートしたい。

SAIJOSOUPは、例の「やりたいこと宣言&皆で応援する会」とほぼ同じ趣旨だから、これを定例化して「コトを起こしたい人」をサポートしたいと思う。名称も「神戸SOUP」に変えようかな。

安形さんのこの言葉は、あるべきコワーキングを言い表していると思う。

どうしたらここに集まってくる人たちを面白くできるかな、私達が目指している未来に向けて、この場所をどうして行こうか、というところにコッソリコワーキングっぽい要素が入ってるだけ、という感じがしている。

そんな感じでいいと思う。そして、

まちはさまざまだけど、佐久とも尾道とも違うけど、そこは自由でいいんだな。

そう、自由でいいんです。各人各様の理想の、あるべきコワーキングを構想してやればいい。型なんかやってるうちに自分たちらしい、ならではのスタイルになっていく。

それにしても、ライブって愉しいですね、やっぱり。

これまで、「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」は、断続的にリアルな会場で開催してきたけれど、今後はオンラインでもやっていこうと思う。月一回ペースでいきますかね。

ということで、今日はこのへんで。


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