見出し画像

イギリスの4分の3の企業がワークスペースの切り替えを検討中:今日のアウトテイク#233(2024-07-08)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※テナントビル業がホスピタリティ業になる時代。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"落ち込んだときは、子供の頃に聴いていた古いレコードをかけていた。かつて私を元気づけてくれたものは、どんなときにも元気づけてくれたから。
それは私にとって良い薬だった。そして今でもそう。
こんなにいい薬があるなんて、素晴らしいことだと思わない?
音楽を通してのマスコミュニケーションというのは、きっとDNAの一部なんだと思う。それが音楽なんだ。そうでなければならないんだよ。
音楽はいつも私のそばにあるものだ。
私を失望させたことは一度もない。"
(ジミー・ペイジ)

If I ever felt down, I would just start putting on all my old records that I listened to as a kid, because whatever...

Posted by Save Rock & Metal on Thursday, July 4, 2024

#時には子供の視点が必要

いい話を読んだので雑訳して共有する。元の出典は不明。

ある日、非常に裕福な父親が、貧しいとはどういうことかを示すために、息子を連れて田舎に出かけた。二人は、とても貧しいと思われる家庭の農場で数日夜を過ごした。

旅行から戻った後、父親は息子に旅行はどうだったかと尋ねた。「最高だったよ、父さん」と息子は答えた。「貧乏というのはどんなものなのか、わかったか?」「もちろん」と息子は言った。

「で、何を学んだ?」息子はこう答えた。

「僕たちは犬を一匹飼っていて、彼らは4匹飼っていた。うちには庭の真ん中まで届くプールがあって、彼らには果てしなく続く小川がある。

僕んちの庭には舶来のランタンがあって、彼らには夜の星がある。うちのパティオは前庭まで届いていて、彼らには地平線全体が見える。

僕らには小さな土地があり、彼らには視界を超える畑がある。僕らには僕らに仕える使用人がいるけれど、彼らは他の人たちに仕えている。

僕らは食べ物を買うけれど、彼らは自分たちの食べ物を育てている。僕らには僕らを守る塀があるけれど、彼らには彼らを守る仲間がいる」。

少年の父親は言葉を失った。そして、息子はこう付け加えた。「僕らが本当にどれほど貧しいかがわかったよ」。

私たちはあまりにも多くの場合、持っているものを忘れ、持っていないものに集中する。ある人にとっては無価値なものでも、別の人にとっては大切なものなのだ。それはすべて、その人の視点に基づいている。

時には、何が重要かを思い出させるために、子供の視点が必要だ。

“One day a very wealthy father took his son on a trip to the country for the sole purpose of showing his son how it was...

Posted by Incredible world on Saturday, July 6, 2024

#イギリスの4分の3の企業がワークスペースの切り替えを検討中

さらに企業の59%が、フレキシブルスペースやコワーキングスペースが自社のビジネスニーズに最も適していると回答したという話。

NCGが英国企業の上級意思決定者1,002人を対象に実施した調査によると、現在70%の企業がオフィスやワークスペースをハイブリッド(46%)またはフルタイム(24%)で利用している。

最も多いのはサービスオフィス(37%)。 次いで、時間貸しや1日貸しのオフィスやミーティングスペース(36%)、プライベートオフィス(35%)、フレキシブルスペースやコワーキングスペース(32%)で、多くの企業がニーズに合わせて複数のタイプのスペースを利用している。

ポイントは「ニーズに合わせて複数のタイプのスペースを利用」しているというところ。

現在、76%が新しいスペースを積極的に探しているか、今後1年以内に探し始める予定だと回答しており、59%が、自社のニーズに最も適したワークスペースがどれかを見極めるため、様々なワークスペースの選択肢を定期的に見極めていると回答している。

今どき、企業は一つの環境にこだわらない柔軟な選択肢を持っているということ。

まあ、リモートワークが前提の個人事業者やフリーランサーにとってはごく普通のことだが、全員が毎日同じオフィスで仕事することが当たり前だった企業も、パンデミックを経て徐々に変化しつつある。

で、こうなる。

現在、フレキシブル・スペースやコワーキング・スペースを利用している人に具体的に話を聞くと、半数近く(45%)が、個人オフィスを再び借りることはないだろうという意見に同意し、59%がフレキシブル・ワークスペースがビジネスニーズに理想的であるという意見に同意している。

当然の成り行きだ。時代は変わりつつある。いや、変わったと言っていいと思う。

賃貸オフィスやサービスオフィスは依然として人気があるが、フレキシブルスペースやコワーキングスペースは増加傾向にあり、また、従量課金制のスペースも、主に遠隔地にありながら、たまに直接会うビジネスにとっては魅力的な選択肢になりつつある。

こういう細かい分析は有益。そう、都心に一同が集まる必要はもうなくなってきた。それぞれの生活圏内にワークスペースを持ってれば仕事はできる。

そして、たま〜に顔をあわせる機会があるときにも、そこを使えばいい。そうして同僚のワークスペースを順繰りに巡っていくのも楽しいかもしれない。無機質なオフィスに集まるより、かえってチームの連帯感が増したりすると思うがどうだろう。

ちなみにこれは不動産事業系の媒体の記事だが、これを受けてこう締めくくっている。

オフィスと商業用不動産部門全体に大きな打撃があります。 結局のところ、選択は力であり、私たちの調査は、企業が常に選択肢を評価していることを浮き彫りにしています。

現代の働き方、つまり、ダイナミックで魅力的な、テ クノロジーを駆使したスペースへの需要の変化に対応するためには、地主やワークスペースの運営者が機敏であり続けることが 不可欠です。 そうすることで、テナントリテンションを向上させ、資産の将来性を高めることができるのです。

ニーズが変わってきているのだから、テナントビルビジネスもこれまで通りの方法論では成り立たなくなってくるのは自明の理。まさに「機敏であり続けること」が求められる。

かといって、オフィスはそのままで賃貸借契約を時間貸しに変えればそれでいい、というわけでは全然ない。特にコワーキングはコミュニティありきなので、ハコモノの発想では早晩運営にほころびが出るのは明々白々。

そこにはやっぱりユーザーに頼られるコワーキングマネージャーが不可欠だ。

そうしてテナントビル業もホスピタリティ業になる。そういう時代に移ってる。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Robert Bye


ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。