今日のアウトテイク#19「行動が運を呼ぶ 他」【メンバーシップ特典】(2023-12-07)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

今日はいい話を聞けた。そのさわりを最後に。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。


#今日のBGM

#移働人という人種

今回、長崎県五島市の福江島におじゃましてるのだけれども、初日の居酒屋の店主、今日もカフェの経営者と、結構な頻度で神戸にゆかりのある人に出会う。

世間て狭いなぁ、と一瞬思ったけれど、そうではなくて、逆に日本が広いからだと気がついた。広いから、人はいろんなところに出かけていき、居場所を変える。だから、至るところでつながりのある人に出くわす。

農業が発達して人は定住するようになったと説く説もあるけれど、それは明治以降の話で、それ以前は結構「移働」していたという。それこそ街道を西へ東へと、「漂白の民」として人生を送る人も一定数いたらしい。

きっとそれは人間の本能なんだろう。自分が生きるにふさわしい場所を求めて、もしくは、いくつもそういう場所を持って、適宜、居場所を変えていた。それが不思議でもなんでもない社会、いや世の中だった。

してみるに、昨今、デジタルノマドなどと洒落た言葉で、リモートワークする人のこと言い表したりする。あるいは、それこそ人口減少に悩む地方都市がこぞって「ワーケーション」と称してリモートワーカーを誘致することに躍起になる。

インターネットが発達したからそれが可能になったのは確かだ。だが、それは方法が変わっただけの話で、「移働」そのものは、実はずっと前から我々のDNAの中にあったのだと思う。

リモートワークは、我々人類の進化の過程で起こるべくして起こっている。

#コワーキングマネージャー養成講座@オンライン(告知)

「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン+オプショナル現地オフライン補講」、第5期受講者募集中。

週一回のオンライン講義にオプションとして現地コワーキングでのリアル補講をミックスしたハイブリッド方式。

オフライン補講は現在4ヶ所で開催予定で自由参加、かつ、オンライン講座を受講していなくても参加できます。

なお、一部の自治体ではこの種の講座の受講料を補助する制度があり、過去には福島県の補助金を活用して受講された方もおられますので、一度、地元自治体の問い合わせてみてください。

早割もあるので、関心ある方は早めにこちらまで。

#週4日勤務制とメンタルヘルスケア

同じ日に同じライターが書いた2つの記事が、共通のテーマを違う側面から書いていて目を引いた。
ひとつはこれ。

南アフリカで、ワークライフ・ダイナミクスの先駆的な実験を終え、アフリカで初めて週4日勤務制を導入したというニュース。

トライアルに参加した企業の大半は、仕事への満足度、生産性、福利厚生の向上を目の当たりにし、週休2日制の継続を決定した。企業は、従業員の離職率が11%、欠勤率が9%減少し、売上が加重平均で10.5%増加するなど、業績評価指標が向上したと報告している。

従業員の立場からも、回答は同様に好意的で、90%の労働者が4日制を維持したいと表明した。半数以上が、5日勤務に戻すには21〜50%の昇給が必要であると回答し、かなりの割合の従業員が、金銭的なインセンティブはないと回答した。

という結果を得て、筆者は「このイニシアチブの成功は、柔軟性とワークライフバランスの重要性を強調し、将来の働き方に変革をもたらす可能性を示唆している」と締めくくっている。

同様の結果は、今年の3月にイギリスで実施された実験でも報告されていて、92%の企業が週4日制を維持する意向を示している。確か、オーストラリアでも実証実験されたはず。

テクノロジーの進歩が労働時間の短縮を後押ししているのは間違いないが、その恩恵に浴する職場(職種)が一部に限られているのもまた事実だ。がしかし、こうした実証実験の成果が社会の仕組みを抜本的に変えるきっかけになると期待する。

さて、もうひとつの記事はこれ。これはちょっとツライ。

日本の若い労働者は、相当にメンタルを病んでいるという報告。

日本生産性本部の最近の調査結果によると、若い従業員、特に10代と20代の従業員のメンタルヘルス不調が著しく増加しており、その有病率は2021年の29%から43.9%にエスカレートしている。この上昇は30代の労働者にも及び、26.8%と過去最高を更新している。

メンタルヘルスの問題が増加している傾向は、パンデミックの間、若い労働者が直面した困難と一致している。例えば、仕事上の人間関係を築いたり、遠隔地の職場環境でスキルを身につけたりすることが、ストレスレベルを増幅させている。

とした上で、「パンデミックによる伝統的な職場環境の破壊が影響していると思われるが、職場の力学やメンタルヘルスに対する態度がより広範に変化していることを示唆して いる」と報告している。

「職場環境の破壊」とは辛辣な表現だが、要するにリモートで働くという仕事の仕方、あるいは環境の変化にいかにして対応していくか、人によっては迷いが生じているということか。

日本生産性本部は、これが一過性の現象なのか、永続的な変化なのかなんとも言えないと言葉を濁しているけれども、しかし、ぼくはこの流れは止めようがないし、止める意味も、ましてや戻る意味もまったくないと考えている。

しかし、そのためには、先の週4日勤務制のように、社会の成り立つ仕組みを変える必要があると思う。いい意味でも悪い意味でも、日本人は制度に弱い。従順と言っていいと思う。

ならば、いっそのこと一気に制度化したほうが話は早いと思うが、乱暴だろうか。

古いルールで縛っている限り、未来はやって来ない。変化を恐れないことが、今、とても必要だ。

#行動が運を呼ぶ

今日、おじゃました福江島のSERENDIP HOTEL GOTO(セレンディップ ホテル五島)にはカフェ併設のコワーキングがある。その岡本支配人に少し話を聞いた。

彼はもともと愛知県の人で、何度か福江島を訪れるうちに、今の会社の創業者と知り合い、スカウトされた、いわゆる移住者だ。

彼がこうしてコワーキングを含めた施設の運営に携わるようになった細かい経緯は別の機会に譲るけれども、それもいくつもの人との出会いが導いてくれたことであり、彼曰く、「結局、運だと思う」という言葉がビビビと来た。

だが、自分が行動しない限り運も巡ってこない。もともと、自分から話しかける人ではなかったが、鎌倉のゲストハウスで知り合った人から「人見知りしていてはもったいない」と言われてから、コミュニケーションを図るようになったという。

コワーキングはコミュニケーションありきというのは、もう何度も言ってるが、さりとて誰もが最初からしゃべくりがうまいわけではない。しかし、話の上手い下手よりも大切なのは、相手が求めているもの、必要なことは何かを察知することであって、だから「どうしました?」と訊いてあげられる。

つまり、相手を思いやる気持ち、これがすべてだ。

本当にいい話を聞けた。これはいずれ別の記事にしたいと思う。

ということで、今日はこのへんで。

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