今日のアウトテイク#155(日曜無料版)「共創によるコリビングで地元と交流」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-21)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
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共創とお膳立ての違い。
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#共創によるコリビングで地元と交流
自分たちのコリビングを自分たちの手で、文字通り「共創」しようというプロジェクトがスペインで始まっている。
今年初め、バルセロナを訪れるリモートワーカーやデジタルノマドの増加に伴い、街の中心部から45分、ビーチからわずか7秒の有名なビーチフロントホテルを、ヨーロッパ初のビーチ沿いのコリビングスペースに変えようと、Happy Working LabsとCoWorking Daysの2つの新興企業が提携した。
その目的は、リモートワーカーやデジタルノマドが地元のリモートワーカーや起業家と交流できる新たな目的地を作るということ。←こういう発想が日本にもほしい。一時的な消費よりも、人的交流が地元にもたらす価値の大きさをよく理解されていると思う。
このプロジェクトに際して両社は、このスペースを共創してくれるリモートワーカーを世界中から募集した。190人が応募した後、4月1日に最初の10人のリモートワーカーを迎え入れ、合計30人が滞在する予定でスタートした。
カルデス・デストラックって、ここらしい。(※クリックで拡大)
デジタルノマドに求められているスキルと専門知識は以下のようなもの。
デジタルマーケティング、ソーシャルメディアマネジメント、インフルエンサーマーケティング、ウェブ開発、グラフィックデザインの得意な人。
また、アーティスト、ライター、ミュージシャン、フォトグラファー、コンテンツクリエイターなど。
併せて、工具が使える人、ガーデニングが好きな人、DIYが得意な人も対象になる。
あらかじめ用意された環境(コワーキングとかコリビングとか)を利用するのではなくて、その環境自体を自分たちで作ってしまおうという発想がいい。要するに彼らは客としてではなく、仲間として呼びかけている。まさに「共創」。デジタルノマディックなワーカーは、その地で消費することよりも、地元民との交流による「体験」を好む。
こういうのは、ロケーションによるかもしれないが、日本でもできると思う。「体験」と引き換えにノマドのスキルと専門知識を取り込むことを前提にした「共創」プロジェクト。どこか、やらないですかね。絶対、反応すると思うのだけど。
と思ったら、北の大地ではこんなことが始まっているのだが。
#ワーケーション事業助成って何?
北海道富良野市では、将来的な移住・二拠点居住、サテライトオフィス進出、ローカルベンチャー、空店舗のコミュニティ創出、研修・合宿型などのワーケーション事業実施に必要な経費の一部を助成する。
対象となるのは、市外の企業・団体の役員・社員(職員)又はフリーランス・個人事業主など。ただし、日本国内に住所を有し、居住実態がある者。
助成対象となる事業は、以下のとおり。
へ〜、アグリゲーションか、と思って見たら、
市内で農作業体験として従事しながら自分の仕事もする「半農半X」のワーケーションをした場合、旅費の一部を助成する、ということらしい。
詳しい助成内容や助成金額、助成対象者及び助成要件は上記のサイトを見ていただくとして、正直なところ、ぼくはなんとなく違和感を感じる。それが何なのか判然としないのだけど、なんか違う気がする。
これは、コロナ禍に端を発して日本中の自治体が実施していたワーケーション実証実験と同じ文脈にあるものなのだろうか。
「将来的な移住・二拠点居住、サテライトオフィス進出、ローカルベンチャー、空店舗のコミュニティ創出、研修・合宿型などのワーケーション事業実施」を助成するというのは、どういうことなんだろう。
(5)(6)は従来からあるプランみたいだけど、あー要するに、ワーケーションという名のもとに行政側がプランを用意して、体験してくれる人に金銭的援助するから、もし気に入ったら移住してね、サテライトオフィス開いてね、ということか。
そこまで何もかもお膳立てする必要あるのかしら。正直、そういうフェーズはもう終わったと思っていたのだけれど、やっぱり利用する人はいるのかな。うーん、何やら、ふるさと納税に感じるモヤモヤと同じ感じがする。
というか、先のスペインの自分たちのコリビングを自分たちの手で、文字通り「共創」しようというノリと、もうあまりにもかけ離れていて、クラクラしてきた。
アカン、ちょっとアタマを冷やそう。。
ということで、今日はこのへんで。
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