今日のアウトテイク#80「育児支援が人材確保のソリューションになる時代 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-02-06)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

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今日は音楽ネタが多め。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"女性の身体で一番キレイな曲線、それは笑顔だよ。"
(ボブ・マーレー)

#お客さんの気持ちになってみること

何年かぶりに、移動中に見つけたカフェで仕事した。
こじんまりした手作り感のある店で、座り心地のいいソファで1時間半。
おかげで昨日の「今日のアウトテイク」も配信できた。

ただ、残念だったことがある。
コーヒーを入れたマグカップの内側の色が濃い青だった。
そのせいでコーヒーが濁って見えてギョッとした。
もうひとつ、フォークが小さい割に重い。
きっとこれも手作り感を意識してのことだろうが、使いにくい。

店には個性が必要だ。
だから、こだわる気持ちもよく判る。
ただ、独りよがりはいけない。
それよりもっと大事なことは、それをお客さんがどう感じるか。

コーヒーを入れたときの色に違和感はないか。
持ったときに重さで扱いにくくないか。
自分がお客さんになったときのシーンをイメージする。
実際にやってみる。
そうして客感覚は養っておきたい。
コーヒーがとても美味かっただけに勿体ない。

コワーキングも同じだ。
よそと同じものを同じレベルで提供してたら無駄に競合するだけ。
だから、そこならではのものは必要。
けれども、それをコワーカーが喜んでくれるかどうか。
まず自分で確かめる。
その気持ちは忘れないようにしたい。

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#リモートいま昔

そうだった。
リモートのことを、昔は、遠隔と言ってたんだった。
遠隔操作、とか。
ただ、遠隔のほうが距離を感じる。
生活様式が変われば人間の感覚も変わる。
そうして時代とともに言葉も移り変わる。

#Brown Sugar

くるみ黒糖のラベルに「Walnut Brown Sugar」とあった。
そうか、ストーンズのブラウンシュガーて黒糖のことだったのか。(違う)

#成功の法則

理屈通りにやれば必ず成功する、なんてことはない。
うまくいったのはたまたまでしかない。
理屈は後付け。
なんで上手くいったのか、実は本人も判っていない。
たまたま。
ただ、諦めずに続けたから、というのは言える。
諦めさえしなければ必ず成功するかというと、そんなことはない。
が、続けていなければ、その「たまたま」にも遭遇しない。
その「たまたま」が自分の成功法則になる。
そんな不確かな世界に耐えられるかどうか。
それだけ。

#歌は世に連れ、世は歌に連れ

音楽のいい話。今年のグラミー賞で、Tracy Chapmanの「Fast Car」を、昨年、カバーして大ヒットさせたカントリー畑のLuke Combsが、Chapman自身とデュエットした。この曲、なんと35年(!)も前の曲。その時、彼女、24歳。現在、59歳。1989年にTracy Chapman自身も最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞にノミネートされている。

ちなみに、昨年のカントリー・ミュージック・アワードでCombsのヴァージョンがソング・オブ・ザ・イヤーを獲得した際、同賞はチャップマンに贈られ、彼女は黒人アーティストとして初の受賞者となった。それまでカントリー界では黒人アーティストは異端だったわけだ。

そのデュオの様子はこちら。(もしかしたら削除されるかも)

で、各メディアが今回のグラミー賞の見どころとしてこぞって取り上げている。これはニューヨーク・タイムズ紙。

記者はこう書いている。

ジャンルの制限よりも大きく、私たちをしばしば分断するアイデンティティの目印に関係なく、この曲に触れたすべての人を包み込むのに十分な歓迎と広がりをもっていた。それは、見た目の違いを消し去る音楽独特の力を思い起こさせる稀有なものだった。

「Fast Car』は、もっと内面的で普遍的な何かを歌っている。幸せでありたい、愛されたい、自由でありたいという願望である。

さすが、ニューヨーク・タイムズ。落としどころを心得ている。

ちなみに、これが35年前のオリジナル。

いい歌はもずっと歌い継がれていってほしい。

#育児支援が人材確保のソリューションになる時代

もう4年以上も前の記事だが、これがいまだにポツポツ読まれている。多くのコワーキングスペースで託児施設が配置されるようになっている、という話。

ここでは、「働くママ(あるいはパパ)にとってコワーキングスペースが託児所サービスを併設してくれていると大いに助かるのはヨーロッパの例を引くまでもなく、世界共通の課題だ」と書いた。

が、コロナ禍を経験してリモートワークやハイブリッドワークが新しい働き方として浸透しつつある今、育児と仕事の両立は依然として、というかさらに大きな課題となっており、これまでと違った視点から考える必要に迫られている。

生活圏内にあるコワーキングの存在感(=ニーズ)が増してきているのは、オフィスへの通勤という時間とコストの無駄から開放されたリモートワーカー、あるいはハイブリッドワーカーの多くが、実際には自宅に仕事ができる環境を持っていないからだが、そこに「育児」というタスクが覆いかぶさってくると、更に問題は深刻度を増す。

生活圏内のコワーキングについて書いた記事は、ここに羅列した。

そこで、この記事だが、

いわく、

働く親にとってリモートワークの最大のメリットは、これまで通勤に費やしていた時間を取り戻せることだという。しかし、自宅で幼い子供の面倒を見ながら仕事をするのは非常に難しいという厳しい現実も、多くの人が経験している。

これはもう、世界中の親御さんがハゲしく同意するはず。無理。

託児施設や、保育士、子育て支援員などのサポートがなければ、自由気ままに生きている子供たちにじゃまされて(もちろん、それが彼らの特権だ)、満足に仕事なんかできない。もっとマズイのは、そのことに罪悪感を感じて、ストレスを抱えることにもなりかねないということ。

現在、労働者の大半を占めているのはミレニアル世代とZ世代だ。新しく親になる人の85%以上がこれらの世代に属している。このような人材を惹きつけ、維持するために、企業は共働き家庭をサポートする福利厚生を更新しなければならない。

85%の労働人口の意向は無視できようはずがない。だから、これを解決する策を講じることが、今や企業にとって有能なリモート社員やハイブリッド社員を引き留めるために急務となっている。

ここで紹介されているさる企業は、ワークスペースに近接した託児所を設けることで、親は近くで子供の面倒を見てもらえるので安心して仕事に集中できると言う。結果、「生産性を妨げる障壁を取り除き、親の罪悪感を和らげることができる」。

「親に二者択一を迫るのではなく、仕事と家庭生活をシームレスに統合するソリューションが必要」という意見には賛成だ。だから、生活圏内にあるコワーキングがそれに答えているのは前述の通り。

ちなみに、この企業の分析によると、育児、ワークスペース、ついでにフィットネスなどのアメニティを利用する親は、年間に平均670時間、つまり29日分の通勤・通学時間を節約できている。なんと、ほぼ1ヶ月!その時間は、より多くの仕事をこなすために活用されると書いてるが、仕事も含めての他のカツドウに活かすようにしたいところ。

こうした策を講じることで、「雇用主は、熱心に働く親を支援し、将来即戦力となる労働力を構築することができる」。まさにWIN-WIN。

コワーキングを含めて、企業ベースで共用ワークスペースの設置に取り組んでいる事例はちらほらあるが、今後さらに増えると思われる。それは単にオフィスを増やすことにとどまらず、福利厚生にも寄与することになる。

時代とともに働き方も変わる。生産性を高めるだけではなく、人材を確保する方法として育児に着目する。そういう時代にすでに入っている。

ということで、今日はこのへんで。

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