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転職しても後悔するZ世代とX世代の人間らしい理由:今日のアウトテイク#250(2024-07-25)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"自己に服従しえざる者は他者によって命令せらるる。"
(ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』)

#本日、連続250日目のアウトテイク

わー、250日目だ。
よく続いてるなぁ、と自分でも思います。
でもそれもこれも、読んでいただいているあなたのお陰です。
誠に有難うございます。
なんとか365日目までは頑張ります。

#自分の人生は自分でコントロールしよう

近藤康太郎氏の新著『ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論』からの抜粋記事らしいが、相変わらず吐き出される言葉が刺さってくる。

ここなんか、そう。

大人の〈勉強〉は、ほかの大人や世間から強制されたものではない。強制するのは、自分なんです。自分が自分に命じている。おまえは変わる必要がある。おまえにはまだ伸びしろがある。まだいける。成長途中だ。おれは、こんなもんじゃない。

痺れるなぁ。そういえばそうだ。誰かに強いられたわけではなく、自分で、好きで本を読んだり、新しいことにトライしたりする。全部、自分だ。

ぼくは、この方の『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』で、モノを書くということはどういうことか、ものすごいたくさんのことを教えていただいた。なので、本気でライティングを仕事にしたい人にはこの本をオススメしている。

ついでにこれは併読中。ぼくも古典は苦手だったけど、読む気になってきた。どっちも、タイトルがイケてます。

なお、今日の「今日のコトバ」はこの記事から引用した。

自分がコントロールしないと、他人に命令されるがままになってしまう。
ゆめゆめオロソカにするべからず。

#転職しても後悔するZ世代とX世代の人間らしい理由

大辞職時代、とでも言うのかな、2024年に離職を考えている人は50%近くにも上る、という話。

ザッと引用すると、

マイクロソフトとLinkedInが2024年2月から3月にかけて31カ国の30,000人以上を対象に実施した新しい調査によると、プロフェッショナル(職業人)の半数近く(46%)が、今後1年間に退職を検討していると答えている。

ちなみに、2021年は40%だった。つまり、どんどん増えている。

そのLinkedInが2023年11月から12月にかけて実施した1,013人の米国人プロフェッショナルを対象とした調査によると、米国では昨年秋以降、求人1件あたりの応募数が14%増加しており、85%の労働者が2024年に新しい職務を探す予定であると回答している。

え?85%!
まだある。

また、2,000人以上の求職者を対象とした2024年2月のZipRecruiter調査によると、アメリカ人の就職活動の見通しに対する自信は、過去2年間で最高値に達している。

解雇率は失業率と同様、パンデミックの大流行前よりも低くなっているし、 2024年に入ってからの雇用の伸びは安定しているが、「高インフレが続くことや現在の職務に対する不満が、新たな機会を求める原動力になっている可能性がある」としている。

インフレは転職動機として判りやすい。今年転職を計画している労働者の約半数(45%)が、より高い収入が必要だと答えているのがその証拠。まあ、そりゃそうですよね。ADPの新しいデータによると、3月の転職者の前年比給与上昇率の中央値は10%で、6ヶ月前の2.9%から上昇したらしい。

で、気になるのはどこからどこへ転職しているのか。

2020年から2022年にかけて、多くのワーカーが介護サービスやフィットネスなどの業界を離れ、より良い給与を提供して何千人もの新規従業員を雇用する、運輸やテクノロジーの仕事に就いた。

ところが、必ずしも多くの人が期待していたようなライフスタイルのアップグレードにはつながっておらず、実際のところ、この時期に仕事を辞めた人の約80%が退職の決断を後悔しているらしい。ほとんどの人が?なんでまた、と思ったら、こういうことらしい。

2023年に従業員825人を対象に実施した調査によると、特にオフィス環境で働くことを懐かしむZ世代と、前職のワークライフバランスを懐かしむX世代が多い。

オモシロイですね。世代によって理由が違うのは、それまで育ってきた、生きてきた時代背景や社会の成り立ちように起因してるのだと思う。

一応、確認しておくと、

Z世代とは、概ね1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指すことが多い。(一部、1998年以降とする学会もある)

X世代とは、概ね1965年から1970年代に生まれた世代のこと。 ベビーブーマーの次の世代で、ミレニアル世代(Y世代)の前の世代に当たる。

Z世代がオフィス環境を懐かしがるというのは意外だった。案外、リモート礼賛でもないのかもしれない。ミレニアル世代はどうなんでしょうね。

いずれにしろ、労働者の満足感というものは決してお金だけの問題ではなく、もっと感情的なものが大きく反映されているということだろう。いやはや、なんとも、人間らしいというか。

でも、そうだろうと思う。人間なんだから。

で、それはきっと、「今日のコトバ」にもあるように、自分で自分の人生を生きているという実感が伴わないからではないかしらね。違う?

こういう調査って日本でもやっているかと思うけれど、どうなんだろうか。賃金は上がらない、物価は上がる、税金や保険料もバカ上がりし続ける。アホらしくてやってられるか。それこそ大辞職時代真っ只中じゃなかろうか。

で、転職を考えている人の中に、いっそのこと自分でビジネスやろうと思い立つ人が、さて、何%現れるのか。ぼくはそっちに期待する。

それこそ、自分で自分の人生を生きる、つまり、自分で自分を雇う。それが最良の方法だと思う。

迷ってるのなら、ちょっとコワーキングを覗いてみるといい。きっと、同じ経験をしていて、相談に乗ってくれる人がいるから。そこで仲間を見つけて起業するのもアリ。

一回っきりの人生、自分の生きたい人生を生きよう。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Ernie Journeys

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