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コミュニティの一員になることでコミュニティを作っていくということ:今日のアウトテイク#283(2024-08-27)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"人生の失敗の多くは、成功に近づいていることに気づかず諦めてしまった人たちが経験する。"
(トーマス・エジソン)

Tuesday wisdom:

Posted by Daniel Pink on Tuesday, August 27, 2024

#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始

9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。

この講座は、自分たちにコワーキングが必要と考える人たち、そして、コワーキングを利用するコワーカーのカツドウを支援したいと考える人たちを対象にした講座です。

自分たちのローカルコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。

#いつでも著者に直接送金できる本

先日、紹介した「カルチペイ」のQRコードがついてる本が届いた。その考案者であり、編集者でもある藤本さんの『取り戻す旅』。

その画期的、革命的仕組みの「カルチペイ」ってなんだ?という方は、こちらを。

簡単に言うと、本が出版されたときに印税が支払われるだけではなく、その後、どのタイミングであっても、もしその本が気に入ったのなら、著者にいくらか直接送金できる仕組み。つまり、回し読みされればされるほど、著者が支援される機会が生まれるというシステム。これはスゴイ。何度も言うけど革命的。

巻末にその説明、というかメッセージがあって、「みんなの銀行」の口座につながるQRコードも確かにある。

やっぱり、大事なことなので引用する。

本は著者からの未来へのギフトです。本という文化がこれからも長く無理なく愛されていくように、僕はそろそろ本を、「新刊ビジネス」という枠組みから解き放ちたいと思います。本書を読んで、よいギフトをもらったと感じてくれた方は、ぜひ左記のQRコードから、著者の活動に直接支援をお願いします。
場所はタイミングを問わず、著者が存在する限り、著者の活動を支援することができる。この仕組みが、Re:Standard
 あたらしい"ふつう"になりますように。

で、早速、「みんなの銀行」のアプリをダウンロードして、とりあえず口座を開いてみた。本人認証のところで待たされたけれど、無事、開設。

スマホひとつで完結してしまう。実にカンタンだ。余談だが、このイラストがなかなかイイ。

キャッシュカードもデビットカードも、要するにプラスチックのカードはない。ATM入出金もアプリだけで完結。全国のセブン銀行ATMで利用できる。というか、セブン銀行のATMのみ。そのうち、PayPay銀行みたいに他のコンビニでも使えるようになるのかしら。

そういえば、ATMの手数料ってどうなってるのかなと思って見たらこうなってる。

なんで、年齢で分けてるのだろう。ぼくは歳食ってるので、なんか損した気分だが、その取り組みに敬意を表してよしとします。

で、その『取り戻す旅』だが、青森、岩手での旅日記で、旅モノが好きなぼくには格好のギフト。とても楽しい。文庫サイズでこれだけ写真が多いのも珍しいかもしれないが、案外、読みやすい。それは著者の文体によるところも大きいが、勉強になった。

あ、それと、各章の終わりのページにあるほんの数文字の一言、これがまた気が利いている。こういうちょっとした仕掛けも上手いなぁと思う。これも参考になった。

こうして、出版という行為が書き手自らできるようになり、かつ、継続的に対価を得られる仕組みが現実化してきている。出版業界がジリ貧だと嘆くより、(それは従来のやり方がすでに崩壊してるのだから)、新しい方法を考えて実行することのほうが大事だと思う。

で、実はもうひとつ、オドロク仕組みがある。

『取り戻す旅』はバリューブックスでも購入できるのだが(ぼくはここで買った)、なんと、読み終えてバリューブックスに古本として買い取ってもらったら、今度、バリューブックスが別の読者に販売した場合、著者に33%が還元されることになってる。なんとまあ。

ぼくは大事に蔵書にして、読みたいという人にどんどん貸して、その人から「カルチペイ」で直接送金してもらうようにするつもり。

ところで、読んでたら、八戸が出てきた。先日も八戸の市営の書店「八戸ブックセンター」のことを書いたけれど、ますます行きたくなってきた。

そしたら、板かりんとうも食べたい。

しかし、この方が摩耶山のリュックサックマーケットに発案者だったとは、これまたオドロイタなぁ。

#コミュニティの一員になることでコミュニティを作っていくということ

Cat Johnson氏が、またいいことをInstagramに投稿していたので共有しておく。こんなことを言ってる。
(OGP、出ないかも。その場合は↓このあたりをクリック)

よく判ります。物事が完璧にスムーズに進むことを望みますよね。
でも、いつもすべてのことに通じていようとするなら、あなた自身がボトルネックになる可能性があります。
関わりを持つな、とは言いません。でも、コントロールしようとして関わってはいけません。あなたも関わりたいと望むから、関わりを持つ、そうしましょう。
コミュニティは複雑でよく企画されたイベントと同じぐらい、より小さな自発的な瞬間に創られます。
あなたのコミュニティをコミュニティにしましょう。

判りますね。コミュニティの組成がコワーキングの根幹なのは確かだが、コワーキングマネージャーがその構築に一生懸命になるあまり、無理やり人をつなげようとしてかえって敬遠されることもないことはない。悪気はない、どころか、その人のために思ってやっていたとしても、何事もコトを急いては仕損じる。それでは、逆効果だ。

ことにコミュニティは生き物だ。そうカンタンにはできるものではないと、弁えたうえで取り組んだほうがいい。ただ、方法はある。その大前提はJohnson氏も言うように、コントロールするのではなく、つまり外からではなく、まずは自分もその中に入って仲間になる、ということ。

そして、コミュニティの一員であることを自ら楽しんでいることがポイント。仕事だから、ではなくて、自分もこのコワーキングのコミュニティが好きでずっと続いてほしいから、だからコミュニティ・ビルディングに協力している、そういうマインドにあることが望ましい。つまり、愛だ。

「コミュニティは複雑でよく企画されたイベントと同じぐらい、より小さな自発的な瞬間に創られる」。ホント、そう。最初はミニマムに、少人数で核を作る、そこから徐々に徐々に広げていく。愛があればこそできる地道なカツドウだ。

そのうち利用者であるコワーカーのほうにもこのマインドが芽生える。そうすると、今度は利用者もスペースの運営に手を貸すようになる。そうなれば、そのコワーキングは本物、つまり、インディー・コワーキングだ。

インディー・コワーキングって何?という方はこちらを。

ついでにこれ。

ひとつだけ引用しておくと、

インディースペースは、熱心なコミュニティマネージャー、メンバー、サポーターによって運営されており、健全なビジネスの成長だけでなく、地域社会への影響や経済発展に重点を置いている。

そのスペースの世界観なり価値観なりに共感する人が集まり、手を貸すようになり、コミュニティの組成を助け、継続性が増す。ここを目指したい。

「あなたのコミュニティをコミュニティにしましょう」。まさに、Johnson氏のこの言葉、心して参りませう。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Toa Heftiba


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