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小説家になろう/アルファポリス/pixiv/noteに一か月重複投稿してみた感想

こんにちは、神崎翼です。

書き溜めていた創作小説をいい加減どこかにアップしていこう、折角だから重複投稿してみて使ってみた感想をまとめてみよう! と思い立ち、小説家になろう/アルファポリス/pixiv/noteに同じ文章を同日にアップするということを約一か月やってみました。

個人の主観による感想ですが、これから投稿サイトを選ぼうと思っている人の参考に多少なりともなれば幸いです。

Q.そもそもなんでこの4つなの?

A.利用者や投稿数が多かったり、使ってみたい機能があったりするところから選びました。管理が面倒じゃなければもっと数増やしてもいいと思います。同作品重複投稿して、誤字が見つかった時には直す数がそれだけ増える、ということを念頭に置いてお決めください。(大変でした)

各投稿サイトの特徴ざっくりまとめ

〇小説家になろう
利用者・投稿数が断トツに多い。
(2020/08/20時点:小説掲載数 約75万作品 登録ユーザ数 約188万人
利用者が多いと言うことはそれだけ見てもらえる確率が高くなるので、創作小説を上げるならまずここがオススメ。他の三つと違い小説特化・専門サイトなので、小説をより求めてもらえる環境とも言える。
〇アルファポリス
投稿インセンティブという制度が魅力的(簡単に言うと人気に応じて収入を貰える制度のこと)。企画や賞も豊富で、人気に応じて出版申請できるシステムもあり。小説を書くことを本業にしたい人にも、副業にしていきたい人にもオススメ。
ただし他に比べると小説投稿数は少なめ。
(2020/08/11時点:小説作品 約8万/外部URL登録作品 約2万
〇pixiv
イラスト・漫画だけなく、実は小説の投稿数も半端なく多い
(2020/08/20時点:小説の「オリジナル」タグ検索数ヒット約52万件
pixivに投稿すると半自動的に『ピクシブ文芸』という文芸小説に特化したネット文芸サイトに投稿出来たり、創作活動の支援を募れる『PIXIV FAN BOX』、自家通販に使える『BOOTH』などといったクリエイター向けの連携サービスが充実していて、クリエイターの活動支援の幅広さは随一
〇note
我らがnote。
タグ検索結果は「小説」約28万、「創作小説」約2万。創作小説投稿サイトとしてはやや微妙だが、投げ銭機能有料記事サークルや定期マガジンという継続収入を得る方法があったりなど、クリエイターの収入支援が手厚く、pixivとは別方面でクリエイターの活動支援制度が整っている

それぞれ使ってみた感想


小説家になろう

・ジャンルとか何も考えず創作していると投稿時のジャンル分けやタグつけで困る(めっちゃ困った)
・すでに完成された創作物がある場合、新規小説作成ではなくダイレクト投稿が便利
感想を一番もらえたのはここ(嬉しい)
・なんならツイッターで直に感想もらえた(めっちゃ嬉しい)
・閲覧数は他サイトに比べてやや多めぐらい
PV数比べてみたら「格差」や「浮気」、「ざまぁ系」「因果応報」など、俗っぽいタグをつけた作品の伸びが異様に良かった
・特に「ざまぁ系」「因果応報」をつけた作品が他に比べて十倍以上伸びたので、そういう作品を書かれている方は有利だと思われ
無料でアクセス解析が見れるの有難い(他サイトでは有料の場合も)
・ツイッターの宣伝ツイートに反応あったり、応援用のアカウントの存在が見受けられたり、創作小説が応援されている気配を感じる
・ただ閲覧数やアクセス解析の画面を見るのにいちいち一個一個作品を確認しなきゃいけないのでちょい面倒

アルファポリス

四つの中で一番投稿がめんどい!!!!
・感覚としてはまずファイルを作って、そこに作品を入れるような手順の投稿方法
・短編作品でもいちいちファイル作るからめんどい(めんどい)
・短編連作、とかにしたい人には逆に管理しやすくて便利かもしれない
閲覧数が表示されず、独自のポイント制度で作品の評価が表示されるので他サイトとの比較ができない
・35作品投稿して372インセンティブ(372円)になった
・ジャンルとか全然気にせず書いていたので、人気ジャンルの作品を毎日投稿とかすれば月に数千円は稼げそう
・投稿した中だと、BL、恋愛、ホラー、童話あたりのポイントの伸びが良かったが、特に伸びたのはBL
・一度めっちゃ長い感想をもらえた(はちゃめちゃに嬉しい)
自作品を自費出版の同人誌にするのはOKらしい
・四つの中で唯一クリエイター用のツイッター宣伝ボタンがないので、宣伝がちょっと面倒
・画面がごちゃごちゃしていて、未だにどこに何があるのかわからなくなることがある
クリエイターというより閲覧側に配慮された画面の作り方をしているような気がする

pixiv

一画面内で投稿操作が終了し、タグつけの自由度も高いため、投稿自体は楽
・イラスト主力のサイトなこともあり、管理画面も視覚的にわかりやすい構造で操作に迷わない
・ただし閲覧数あんまり伸びない(pixivだと小説は二次創作が強い)
・デイリーランキングが旬ジャンルの二次創作で埋まっている(それとは別に、オリジナル用の専用ランキングはある)
アクセス解析は有料
・感想やツイッターでの反応はなかったものの、ブクマやフォローはもらえた(嬉しい)
・やろうと思えば書いた作品を本にしてBOOTHで通販とかもできるし、ファンボックスで支援を募ったりもできるのでやりようはある
pixiv文芸で創作の勉強になる記事が公開されているので読むだけでも楽しい
・創作小説をここにだけ投稿する、という場合にはおすすめできないが、併用するならとても良いサイトだと思う

〇note

投稿の自由度が一番高く、一番投稿が楽
・宣伝ツイートや記事へのいいねがラフにもらえる印象
反応がほしくて創作している人には優しい世界
・ただ感想はもらえなかったので、感想や評価が文面でほしい人には不向き
・みんなのフォトギャラリーのおかげで一番記事が簡単に華やかになった(二番目はpixiv)
・無料ユーザーだとマガジンの数に上限があるので、たくさん作品をアップする人や長編をたくさん書く人は、「世界観ごとにまとめよう」「シリーズごとにまとめよう」とマガジン使いまくったらすぐ上限来そう
・小説投稿特化型じゃないので、創作小説以外にも日記やエッセイなど、マルチに投稿したい人だと何でも投稿できて便利な場所
・企業さんとかもいるので、アマチュアがプロにのし上がるにはここだけで活動していると厳しいと思う

全体の感想

当たり前だけど、どのサイトも一長一短ありました。作品の流行り廃れもあるし、出来ることも結構違うし。この四つに限らず、どこの小説投稿サイトも重複投稿オッケーなところが多いので、管理が出来るなら一つに絞らず色んなサイトに作品を投稿した方がお得ですね。

あとは、何事も継続です。正直言うと、私が今回の取り組みで投稿した作品は、どのサイトでも全然流行ってないジャンルの作品ばかりでした。そもそも短いし、すごい考え込んで作った作品かと言われれば違うし。それでも、少ないながらに閲覧数が伸びて、時折感想やブクマを頂いて、本当に嬉しかったです。やってみて良かった。

最後に

創作しんどいし大変だけど楽しいから頑張ろうな!!!!!!

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