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読書記録『HSPだけど500万円貯めた! 手取り16万円OLのゆる貯金ライフ』

こんにちは、神崎翼です。
貧しくなっていく日本を実感するばかりで気が滅入る今日この頃。しかし滅入るだけでは共倒れなので、コツコツできることから励むしかありません。

ということで、今日の読書記録はこちら。

HSPだけど500万円貯めた! 手取り16万円OLのゆる貯金ライフ
(2022.10/もけけ著/KADOKAWA)

彼氏ナシ、HSP、ズボラで浪費家、そのうえ手取りは16万円という低収入ながら、1人暮らしで3年で500万円貯めたヒミツを始めて公開します!・挫折しない家計簿アプリ・管理するのは「変動費」のみに絞る・NISAの始め方・物欲を抑える方法・お金がたまる「ゆるミニマリスト」のススメ・クレジットカードは1枚だけに決める・ポイ活はあえて「しない」・お金を使わない日々の工夫などなど、お金オンチでも始めやすいポイントが満載!息を吸うだけでお金が何故か消えていく人こそ読んでほしいお金がみるみる貯まるコツを伝授します。難しいことは一切なし。計算も我慢もほぼしなくてOK!気が付けば貯金体質に変わる、もけけの「ゆる貯金」ライフ、覗いてみませんか?

(honto商品説明より引用)

タイトルにもあるHSPというのは、日本語に訳すと「とても繊細な人」。生まれつき感受性が強く敏感な気質を持っていて、その分人一倍疲れやすい人のことです。いわゆる「繊細さん」のことですね。この情報氾濫社会の中では殊更生き難く、社会的に不利な立場に置かれることもしばしば。

この本の著者であるもけけさんはHSPでありつつも、自分にあった生き方を模索して、貯金500万円を達成! ちなみにもけけさんは登録者数9万人のユーチューバーゆるっと気を抜きたいときにおすすめのVlogや、月の家計簿公開、推し活の様子など、生活の参考になったりまったりした気分になれる動画をたくさん公開しています。実は私も本が出る前からの視聴者で、日々の生活の参考にさせてもらっています。おすすめです。

さて、話を本に戻します。個人的に本で一番共感できたのは、『「仕事嫌い」が節約のモチベーションになった』というくだり。

 ズボラでHSP、そんな私がどうして節約生活に目覚めたか、それはまさに「仕事が嫌い」ということから始まっています。
 とにかく仕事が苦痛だから、早く会社を辞めたい。そのためには、とにかくお金を貯めなきゃときゃと考えたのがきっかけです。

P.5 はじめに『「仕事嫌い」が節約のモチベーションになった』より引用

私も、今は職場環境に恵まれていますが、そもそも労働自体が苦痛。なるべく働きたくはないし、でもお金がいるから働かなきゃいけない。そういうジレンマの中で暮らしています。それをバネに節約生活に励むというのは、HSP関係なくあらゆる人が活用できるモチベーションだと思います。

もけけさんはYouTube含め副業もされていますが、いずれも趣味の延長線上にあるもの。お金を稼ぐために新たに労働をする、ということは一切されていません。また物欲を抑えるコツを教えてくれるページでは「買う前に時給換算してみる」等と、自身の気質に即した収入アップや節約を徹底されていて、大変勉強になります。

これは誉め言葉なのですが、もけけさんの節約生活は本当にゆるいです
おそらく節約を柱に日々邁進されている方から見ると削れる余地がまだまだあります。ですが、あくまでもけけさんの節約は日々を心地よく過ごすためのもの。無理せず、ゆるく、心地よく。そんな節約生活を送りたい、また初心者向けの節約本を探されている方には特におすすめなので、ぜひ一読どうぞ。

それでは今日はこの辺で。
また次の記事で会いましょう。

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