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ぼんやりライターを目指している人に読んでほしい本を読みました。

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』
(田中泰延著/2019.6/ダイヤモンド社)

ぶっちゃけると、文章のテクニック本ではないです。

「簡単に文章が上手にかける方法が知りたい!」

って方は別の本を選んだ方が無難です。マジで書いてないです。

だけど、noteを始めるきっかけが「書いたものを誰かに読んでほしい」「書くことで有名になりたい」「ライター志望なのでとりあえず書き始めてみた」……みたいな人はパラっとページを捲ってみると発見があります。

趣味で小説やら、ツイッターやらをやり、果てにnoteに住み着いた私からすると、改めて基礎を教えてくれる本でもあったなあと思います。

そもそも私たちが普段目にしている文章とは何か、随筆とは何か、書くために何をするべきか、なぜ私たちは文章を書くのか、等々。あいまいに、なんとなくぼんやりと文字を書いている人間には目からうろこでもあり、原点回帰でもある内容でした。基本に忠実に、コツコツがんばって文章を書いている人からすれば「そうそうわかる!」と共感の嵐だと思います。私は残念ながらそよ風程度の共感だったので、気持ち新たに頑張らねば……。

初見の感想はというと、フォントサイズにビビりました。でかい。そして言葉の端々から「この本を買ってほしい」という著者の気持ちがあふれてて笑いました。読み物としても面白いです。

素敵な本でした。
文章とこれからも付き合っていく予定の方は、ぜひ一読。

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