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整形外科学 脊髄・脊椎疾患

脊柱

機能

体幹の支持性
脊椎可動性
神経の保護

構造

第一頸椎:環椎
第二頸椎:軸椎 環椎に結合する突起を歯突起と呼ぶ

後縦靭帯:椎体の後ろに位置
黄色靭帯:椎弓の前(脊柱管の後ろ)に位置

神経根

頚髄神経:左右に8対
胸髄神経根:左右12対
陽髄神経:左右5対

疾患

頸椎後縦靭帯骨化症
腰部脊柱管狭窄症:黄色靭帯肥厚
頸椎椎間板ヘルニア:C4.5で生じ、C6髄節が傷害

頸椎

機能

頭蓋と体幹の連結
脊髄保護
微細な運動

神経

頚髄節は8髄節
頚髄神経根は左右8対

診察

頸椎症状:椎骨、椎間板など
神経症状:脊髄症、神経根症
脈管症状

疼痛テスト:Jackson test
                      Spurling test

四肢腱反射:亢進→上位運動ニューロン障害
      減弱→前角細胞以遠の下位運動ニューロン障害
      病的反射→上位運動ニューロン障害

感覚障害の検査:デルマトーム

運動麻痺検査:徒手筋力テスト
       巧緻運動障害、痙性歩行→脊髄症
       支配筋に限局性の脱力、萎縮→神経根症
例)C7神経根障害・・・上腕三頭筋(腱反射)障害
           中指感覚障害

胸椎・腰椎

胸椎は力学的に安定しており退行変性が起きにくい
また、脊髄前根動脈の発達に乏しく、麻痺が起きやすい

胸腰移行部は応力が集中して損傷しやすい(骨粗鬆症性椎体骨折など)

腰椎は可動性が大きく退行変性しやすい

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