眼科学　視野・瞳孔・色覚

視野

視野異常

①視野狭窄：求心性視野狭窄（網膜色素変性症、緑内障など）、不規則性視野狭窄など

②半盲：同名半盲、異名半盲（耳側半盲など）

③暗点：中心暗点、マリオット盲点拡大、緑内障初期など

④機能的視野異常：閃輝暗点など

視野計測

動的視野計測：指標の明るさと大きさを変えて、見える範囲を描く（ゴールドマン視野計）

静的視野計測：指標は動かさずに輝度を変えて視野のプロファイルを描く

対面検査：最も簡単

瞳孔

アーガイルロバートソン瞳孔

視蓋全域障害をきたす神経梅毒、糖尿病、多発性硬化症などによる

症状：両目の縮瞳、対光反射消失、輻輳に伴う正常な近見反応（縮瞳など）

ホルネル症候群

眼交感神経麻痺による

症状：片眼性縮瞳、眼裂狭小、眼球陥凹

Adie瞳孔

20~40代女性片眼性に好発

症状：瞳孔散大、対光反射消失、近見反応は比較的保持

膝蓋腱反射消失もみられる

色覚

可視光線の色相、明度、飽和度を感知

色覚異常

色弱：色の判別がにぶい

色盲：判別能力が欠損

①先天色覚異常

赤緑色覚異常は伴性劣性遺伝　男性約5%、女性約0.2%

②後天色覚異常

錐体ー桿体ジストロフィー、黄斑疾患

検査法

仮性同色表による検査

色相配列検査

アノマロスコープ（最も正確）