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高齢医学 骨格系疾患

骨粗鬆症

骨強度の低下により骨折などしやすくなる

特に閉経後の女性に多い(エストロゲンは骨形成促進)

骨粗鬆症による骨折はQOL低下、不動化といったリスク招く

高齢者では特に転倒からの骨折が多い

大腿骨近位骨折は寝たきりになりやすい

椎体骨折は転倒、骨折リスク高め悪循環となりやすい

リスク因子

遺伝、性別、年齢、体格

Ca不足、飲酒、喫煙、食塩、リン過剰摂取、急激な減量、ビタミンD不足

運動不足、無重力状態

胃切除、ステロイド

診断

①定量的評価法:実際に各部の長さを測って計算

②半定量的評価法:椎体の長さと面積から計算

③アルカリホスファターゼなどの骨形成マーカー

④ビタミン量測定

⑤副甲状腺機能検査

予防

一次予防:骨量減少予防・・・運動、食事、転倒防止

二次予防:早期発見、治療

三次予防:骨折予防

治療:薬物療法

カルシウム薬

女性ホルモン薬

活性型ビタミンD薬

ビスホスホネート製剤・・・破骨細胞をアポトーシス

SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)

カルシトニン

副甲状腺ホルモン・・・骨形成促進 例)テリパラチド

カルシウム代謝

PTH,PTHrP,ビタミンD→血清Ca増加

カルシトニン→血清Ca減少

続発性骨粗鬆症

アルコール依存症関連が多い

アルコールは

骨芽細胞抑制

消化管障害

食欲(間接的に)抑制

といった理由から骨粗鬆症を誘発する

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