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目を向けるのは成果ではなくて、すべての結果です。

人は誰でも良い成果を期待します。その良い成果を求めて人は努力をしていくんだと思います。しかしながら残念なことに結果というのは良いことばかりではありません。ですが人というのは結果が良いと成功。結果が悪いと失敗というように、


成果と結果を混同して物事を判断してしまいます。



成果と結果というのは、本来から言いますと全く別のものです。
結果とは、何かを行ったり、起こった後に、どの様な状態になったか、目標を達成したり基準を満たす事が出来たのかどうかという「最後の状態」の状態であることを言います。
成果というのは、何かを行った事によって現れた、行動との因果関係にあるもので、主に「良い結果、もしくは最終地点にたどり着くまでに得られた良い事」の事である。簡単に言いますと、


成果というのは良いことしか起こっていないということです。


ですので人というのは、良い成果が出たら成功として捉え、悪い結果が出たら失敗として捉えることになります。それは結果というのが「最後の状態」であることを表していますので、良い結果が伴っていなければ過程というのはあまり重要視はされずに、成果として現れた時にも、


その最後の状態だけで判断されているということになるわけです。


もちろん成果だけで判断されてしまうこともあります。他人が評価する場合というのは目に見える形を見られますので、どうしても「結果よければ全てよし」という言葉があるように、その手段や過程は軽視されがちで、ほとんどの場合が、「勝ち・負け」「成功・失敗」「合否」で判断されてしまいがちです。ですが社会人になってくると、自分自身で目を向けていかなければいけないのは、


私は成果ではなくて結果に目を向けていかないといけないのは結果だと思っています。



前述したとおり、人生というのは必ずしもいい結果だけを出し続けるということは出来ません。当然のことですが上手くいかないことばかりだともいます。その上手くいかない結果にどうしても目を向けたくないという気持ちは理解は出来ます。しかしながらどれだけこの目を向けたくない結果に目を向けて取り組んで行けるのか。この目を向けた数が多ければ多いほど、より良い成果に繋がっていくわけです。成果にだけ目を向けていては、本当の意味での成長というのはありません。
成果にばかりこだわるというのは悪いことではないですが、すべての結果に対して、どれだけ向き合って進んでいくことが出来るのか。


成長のスピードというのは、この向き合い方で大きな差が生まれるのではないのかなと思います。


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