日商簿記2級を一発合格する勉強方法

ごぼうは、大阪の中でも下から数えた方が早いくらい偏差値の低い高校から、スポーツ推薦で関西のそれなりの私立大学に進学した。
大学では経済学を専攻し、卒業に必要な単位を取るためだけに授業を受けた。

今まで受験勉強をしたことがない俗に言うアホである。(自負している)
しかし、興味のあることには驚くほどの集中力を見せる一面もあり、それは趣味だけに限らない。

本日は、そんな勉強が苦手な私が、日商簿記2級を一発で合格した勉強方法について記録したい。

【目次】
⒈ 日商簿記2級を受験するに至った経緯
⒉受験にあたっての計画
⒊独学か通信か
⒋使用した教材
⒌勉強の進め方
⒍結果

⒈日商簿記2級を受験するに至った経緯

まず、受験に至った経緯を説明する。

私は現在休職中(適応障害)ではあるが、仕事で経理補助をしている。
経理といっても、小規模施設なので膨大な処理があるわけでもなく、スキルアップのために資格を取得しようと考えた。
さらには、簿記2級を取得することであわよくば経理のメインとしてもらえないかという考えもあった。

簿記2級の資格と経理の経験があれば、転職の際にもアピールできるポイントになる。施設・部署異動があっても、安定した業務を行えるという点から、合理的であると思い、受験に至った。

しかし、簿記という資格は決して簡単なものではなく、ほぼ未経験の私にとっては非常にハードルが高かった。

そこで、綿密な計画を立てる必要があった。

⒉受験にあったっての計画

まず、手始めに日商簿記3級を受験することとした。
同時受験には準備が間に合わないが、連続すれば合格できるのでは?という思いに加え、万が一2級合格に至らなかった場合、3級があるだけでも「収穫はあった」と諦めがつくと踏んだ。

受験することを決めたのは、2018年9月某日。

2018年11月第151回 簿記3級合格
2019年2月第152回 簿記2級合格

以上を目標とし、取り組むこととした。

⒊独学か通信か

仕事をしているため、通学という選択肢は初めからなかった。

さらに、時間も多くなかった上に予備知識も少なかったため、通信をメインで進めていくこととした。

通信といっても種類が多く、どの教材に絞るべきかは決めかねる。
リサーチを重ね、お試し版を取り寄せ、比較した。

結果、口コミも良く、DVD教材の講師の説明も分かり易かったフォーサイト日商簿記2級・3級バリューセット2に申し込むこととした。(教育訓練給付金の対象でもあったためお得感も有)

⒋使用した教材

上記、フォーサイトのバリューセット2をやり進めていたが、物足りないと感じ、市販の教材を買い足すことにした。
(フォーサイトの謳い文句「7割を目指す」ということもあり、深い知識は得難い)

TAC出版書籍
・スッキリわかるシリーズ(日商簿記3級・2級)
・合格するための過去問題集(日商簿記3級・2級)
・第152回を当てるTAC直前予想(日商簿記2級)

さらに、簿記検定ナビのサイトで過去問の別の解き方や予想問題の情報を収集した。

⒌勉強の進め方

簿記3級の時は以下の通りである。

①フォーサイトのDVD教材で知識をインプット
②フォーサイトの問題集でDVD教材の知識をアウトプット
③理解できなかった問題は、スッキリわかるシリーズで再度インプット
④フォーサイト問題集に戻りアウトプット
⑤上記を繰り返す
⑥ある程度理解できたところで過去問題集を3回ほど繰り返す
(過去問題集には直近12回分が収録されているので計36回ほどやる)
⑦簿記検定ナビの予想問題を完璧に解けるまで繰り返す

ちなみに2級の時は、①〜⑤上記に加え

⑥過去問題集を10回ほど繰り返す
⑦TAC直前予想問題を完璧に解けるまで繰り返す
⑧簿記検定ナビの予想問題を完璧に解けるまで繰り返す

を行った。

反復練習が最も大事であり、私はもはや筋トレ(脳トレ)と割り切り、3級受験時は1日1時間程度、2級受験時には平日仕事の時は1日1〜2時間程度(インプット期間は3時間)、休日は5時間程度を勉強の時間に当てていた。

何度も同じ問題を繰り返すので、正直慣れる。(白目)
いや、本当に慣れる。3回目くらいから慣れ始めるので、慣れてくれば特技のタイムトライアルをする。※ごぼうの自己紹介記事参照
「タイムトライアルで大体1時間ちょっとで解けるようになってくれば、本番初めて目にした問題も簡単に解けるやろ♪」という思考でひたすらに速く正確に解くことを目指した。

教材については、工業簿記はフォーサイトがとても分かり易かった。フォーサイトにしか載っていない解き方を使うと、いとも簡単に解けてしまいう。時間短縮にも繋がるし、ケアレスミスも少ない。まさに一石二鳥である。
また、簿記検定ナビの予想問題は、過去に遡っていくとかなりの高確率で的中していることがわかったので、命綱となっていた。

⒍結果

無事、計画通りに合格することができた。拍手!!!

簿記3級は、100点を狙えるはずだったが、残念ながらケアレスミスで98点。
こういうツメの甘さは相変わらずである。

簿記2級は、第152回という魔の回に受験したため、ボーダーラインすれすれの合格となった。(結構追い込んでやっていたのでわからないこと自体は悔しかったが「合格は合格」と割り切ることにした)
ちなみに、第152回がどれだけ魔の回だったかという件については、実際勉強した人・受験した人には伝わるだろう。それまで勉強に使っていた過去問や教材にも解き方が載っていなかった連結決算が出題されたのだ!
この連結決算については、簿記検定ナビの予想問題には「今回はおそらく出題される!」といわれていたので警戒はしていたが、予想の上をいく難易度であった。

そんな中、私が意地でも第152回で合格したかった理由は、2019年5月第153回では「2級の範囲が大幅に改定される」という情報を得ていたからだ。せっかく勉強したのにまた新たに勉強しなければならないのは御免だ!と思い、奮起した。結果がついてきて何よりである。

結論として、①量が大切であること②簿記検定ナビの予想問題は当たることの2点を伝えたい。

こうして簿記2級を無事取得したわけだが、結局まだ実務でその資格を生かせたことはないのであった。。。

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勉強に使う教材や勉強時間、方法につきましては、個人差があります。
私の方法が正しいというわけではございませんので「こういう人もおるんやな」くらいの参考にしていただければと存じます。/(^o^)\
以上、日当たりが悪く外と同じ気温になっている部屋から、ごぼうがお送りいたしました。では!

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