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『採用活動に有効なSNS配信の進め方』福岡県雇用対策協会主催セミナーで講演をさせていただきました(2020年2月)

採用・離職防止のパーソナルトレーナーのカンヤケケンイチロウです。過去にスピーカーとして登壇した内容をアーカイブとして残していきます。

2020年2月6日登壇
コロナ禍がまさに始まる直前。奇跡的なタイミングで実施されたセミナーでした。ここから講演がオンラインに変化していったのはご存じの通り。60名ほどを集めて行った3時間の講演+事例紹介+ワークショップは充実の時間でした。

日時:2020年2月6日(木) 13時30分~16時30分
場所:エルガーラホール7階多目的ホール
   福岡市中央区天神1-4-2
主催:公益社団法人福岡県雇用対策協会
   福岡県正規雇用促進企業支援センター

公益社団法人福岡県雇用対策協会ホームページより


お話ししたポイントは以下の4つです


求職者がSNSで求職活動を行う理由

ここでは20代~30代の求職者が、生活の中でSNSを重視する理由についてご紹介しました。私にとってのSNSは40代になってから出現した便利なツールなのですが、上記の世代の人にとっては「青春」を共に駆け抜けたアイテム。学校生活、友達との思い出、彼女への告白、親との会話までがすべてSNSを中心に駆け巡っており、そら、使いますわな、、、というお話。

来場いただいた方はほとんどが50代60代だったので、自分の子供を見る感覚で理解をいただきました。

SNSの購買行動に関しては株式会社ホットリンク社が提唱したSNS時代の購買行動プロセス「ULSSAS」のメソッドを紹介しました。この件を話していいかご連絡したことがご縁で、著者の飯高さんとグローバル人事塾でも「SNS神採用」というテーマで勉強会登壇させていただき。非常にありがたいきっかけとなりました。

2019年5月18日 株式会社ホットリンクプレスリリース資料より

勉強をさせていただいた図書です。この本との出会いが大きかったです。

採用活動にSNSを使うメリット

ここでは以下の5つについてお話ししました。

・必要な人材が就-転職市場にいると限らない
  潜在層への求人情報配信をお伝えしました。
  確かにこのころから人が採れない状態は始まっていました
・転職サイトで発信できない内容を伝えられる
 
 求職者が転職活動を検討する際に必要としている情報について
  求人媒体ではフォーマットと掲載規定の壁で伝えられない内容を
  SNSを使って、静止画ではなく動きある連続発振で伝えましょう
  とお伝えしました。
・採用コストを抑えられる
  求人媒体ではお金がかかる情報発信、広告作成を無料で行える
  ことは最大のメリットになる。求人媒体以外の方法でも採用活動が
  可能だということを、応募を創るメカニズムから紹介しました。
・企業のファンをプールできる
  当時はあまり語られていなかったタレントプールのお話しをしました。
  アルムナイリレーションズの良さなど、いろいろと考えてましたね。
・応募者の情報をSNSでリサーチできる
  バカツイッターが話題になり始めた時代でしたのでこの話も。
  人事は実は9割がSNSで採用前のリファレンスチェックを行っている
  そんなデータも活用しました。

SNS採用の進め方、注意点

採用活動にSNSを使うときの誤解と注意点をお話ししました。
・SNS採用の欠点は即効性に乏しいこと。(今は違うかもしれませんが)
・集客の起爆剤と考えて、本筋の採用活動と同時に行う
・重要ポイントは『ときめくページ』作り(User Genarated Contents)
と『いいね(Like)をくれる人』の選び方

SNSを求人媒体の置き換えと考えて、即効性を求めるのは危険だという話は繰り返しお話をしました。

最後のUGC(User Genarated Contents)の作り方はSNS採用の原点で、販促と同じ「マーケティング」の発想が採用活動でも主軸になってきているなと、感じています。

使用するSNSの選び方

LINE、Twitter、Facebook、Instagramの利用者層や特徴、機能から何を使うのがいいのかをお伝えしました。当時の資料をあらためてみると、Facebookに拡散力があると思っていたのだということが間違いでした。ゴメンナサイ。

あとこのころは動画SNSはInstagramでまだTikTokがそこまで大きくなかったんでしょうかね。いまは完全にTikTokかInstagramリールの動画拡散SNSの破壊力が半端なく、XとなったTwitterの後継としてblueskyが来るのではと言われており、進化の速さを痛感しています。

第一部はここまでで、第二部で福岡で採用活動にSNSを活用している二社の人事責任者の方を交えたトークセッション、第三部ではFacebookアカウントをつくる所から始めるワークショップを行い、来場した60名ほどの方々へSNSへの親近感を持ってもらえたことが、実施してよかったと思いました。

ワークショップの模様。実際にFacebookのアカウント作成、簡単に投稿を進めてもらいました。


普段からこういった「講演」や「採用のパーソナルトレーニング」を行っています。この講演報告を読んで、ちょっと話を聞いてみたい、と思われた方がいらしたらお気軽にご相談ください。お役に立てましたら幸いです。


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