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業務に学歴は関係ない、数値で測れない能力を磨くことが重要

 仕事をする上で、学歴は全く関係ないと思うようになりました。当たり前のことかもしれませんが、日々幸せそうに仕事をしている方や出世している方を見ると、その方々は必ずしも一流大学を卒業されている訳ではないからです。

 元マッキンゼー社長の大前研一さんが書かれた『日本の論点2023〜2024』でも、偏差値については”「人生のある一時期に、あるコンディションのなかで、試験にうまく回答できた」という意味でしかない。しかも、試験問題の9割以上は記憶力をためすもので、正解がある”と書いてあります。確かに、僕の大学入試・大学院入試ではほとんどが記憶力を試す問題で、もちろん正解がありました。

 実際の仕事は正解がなく、ネットやChat-GPTで調べればあらゆることが分かるため、記憶力の価値がほとんどなくなってきたと思います。
 また経済学者の中室牧子さんがおっしゃっていることで、これからの時代は認知能力という数値で測れるもの、例えばテストの点数やIQなどではなく、非認知能力、言い換えると数字として見えない能力、例えば自制心や積極性、誠実性などが大切になってくると書かれてあります。私の会社で活躍されている先輩方をみると、打ち合わせなどでその方がいれば議論がスムーズに進んだり、その方々から任された業務を自分が進めやすかったりと、学歴でもIQでもない測れない力があるなと感じます。
 
 その他にも、元マッキンゼーに勤められていた伊賀康代さんが書かれた『採用基準』には、リーダーシップを発揮することが重要だと書かれてあります。リーダーシップも非認知能力の1つだと思います。
 ちなみに、非認知能力を鍛えると、認知能力も鍛えることができるそうです。残念ながら、逆はないそうです。
 
 もし転職するとなった場合も、非認知能力は鍛えておくと損はないと思います。資格などの数値で測れるものは、中には業界や職種を変える場合では全く役に立たない場合があります。しかし非認知能力はどこでも必要とされるものですので、働く環境が変わった場合でも、ずっと活用できるスキルなのです。

 これから会社で活躍する、あるいは自分の仕事の時間をコントロールしていくためには、学歴やIQなどに着目するのではなく、非認知能力に目を向けるべきなのかなと思いました。

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※この記事は以下の書籍に収録されている内容の一部抜粋です。
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