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役に立たない計画書

みなさん、お疲れ様です!メカともです!

本日は「計画書」について考察したいと思います。

社会人、学生共に計画ってありますよね。
勉強、遊び、達成すべき目標 等、みなさん計画を立てて居ると思います。

個人的な計画もありますが、誰か自分とは別の人と達成する計画も数多くあるかと思います。

この場合、目標の到達計画を共有する為に「計画書」を作成すると言う方、多いのでは無いでしょうか?

例えば旅行。
正月の長期休暇、旅行に行こうと思う。日程の決定、宿泊先、どんな観光が出来るか等を調べて計画をする。その計画を一緒に行く仲間と共有する為に書き出してみる。

このようなパターンあるのでは無いでしょうか?

しかし、いざ旅行に行ったら宿泊先は予約でいっぱい。宿泊先をその場で探す。観光地までは車で1時間以上掛かる場所にあり、タクシーと言う訳にもいかない。食事も宿泊先の近くには無く、近くのコンビニで。

等、計画そのものに具体性が無い場合、困り事が多くなるなんて事 あるのでは無いでしょうか?

流石にこの旅行のパターンは言い過ぎですが、計画を理解し、具体性を持って計画しないと残念な結果が待っています。

計画とは

そもそも、計画とは何か。
ウェキペディアさんに聞いてみました。

計画とは、何かのものごとを行うために、あらかじめ、その方法、手順などを考えること、およびそうして考えた方法や手順のことである。

一般的に理解されている内容ですね。
しかし、実際に計画を立ててみると、計画そのものを理解していない人の方が多い事に気が付いているでしょうか?

どういう事かと言うと、旅行のお話で言えば

①宿泊先は決めたが予約を入れていない。
②宿泊先の周辺での行動を考えていない。
③本来の目的である観光地と宿泊先の行き来を考えていない。

目的や目標を定めても、そこに辿り着く為の計画は出来ていない事になります。

なんてマヌケな。。。
そんな事、自分だったらやらない。

と、考えましたよね?

でも、社会人になって計画が上手く出来ていない人が多い事ご存じですか?
あなたもその一人には なっていないでしょうか?

何が欠けて居るかと言うと、「計画の具体性」が挙げられます。
旅行で有れば、実際にシミュレーションをすると分かり易いですね。

荷物をまとめて現地までの移動手段を使いホテルへチェックインして夕食を取り、1日目を終え 2日目は朝7:00にロビーに集まり観光地までの直行バスで8:00に観光地入りをして・・・

と言うように、先ず大枠のラインを決める。
その上で、それぞれの空き情報、予約情報、周辺のお店などを詳細に調べて肉付けしていく。と言う形。

そのように計画を具体化していく。

この具体化された計画を共有する為に書き出したものが「計画書」になる訳ですね。

計画書に足りないモノ

ココまでで、計画とは何かが 分かって来ました。
そして、その計画を書き出したものが計画書で有る事も分かって来ました。

さて、分かり易い例題はココまでです。
一般的な会社で良くある計画とは「売り上げ目標に対する計画」ではないでしょうか?

あなたは下半期の売り上げに対する計画書を書かなくてはなりません。
どの様に書くでしょうか?

こんな事を書いてはいませんか?

売り上げUPの為に
 ・既存顧客へのアプローチ
  既存顧客へDMを送り、2週間に1回電話を掛ける。
 ・新規顧客開拓
  〇〇さんに紹介してもらい、新規顧客へアプローチを掛ける。

このような感じです。

これで計画が上手く行く事など ありえません。

①既存顧客とは何処なのか?また、誰なのか?
②DM,電話でのアプローチの効果はどの程度見込まれているのか?
③新規顧客とは何処なのか?また、誰なのか?
④○○さんからの照会で行けるお客様は商品が欲しいのか?

分からない所だらけです。

何が足りなかったのか?
先ずはこれが足りていない。

リサーチ」

計画を立てろ。と言われて自分の中で売り上げが上がる為にこんな事をすればいいのではないか?と思いついた事を書いただけです。
具体性の欠片もありません。

先に例に出した旅行と全く同じで、行き当たりばったり。宿泊さえも出来ない状況に陥る可能性が非常に高い。

そして、もう一つ重要な事があります。

「プランB」

これはウェキペディアにも書いてありましたが、日本人はプランBを用意しない人が多いのだそうです。

リサーチした上で、これなら計画に乗るだろうと思っても、ダメだった時のプランを用意しておかなくては、即座に方向変換が出来ません。

その為、「リサーチ」「プランB」は計画の中で非常に重要なモノになるのです。

計画書の考え方

ココまでの話で、具体性のない計画書は役に立たない事が分かって来たのでは無いでしょうか。

それでは、リサーチをして計画書を作成し、プランBも同時に用意しましょう。

と、言っても「リサーチ」ですが、これはどのように考えれば良いかが分からない。と言う方が いらっしゃいませんか?

これは「考え方」になりますが、ただリサーチと言っても何をリサーチするのか?

リサーチとは「研究」になります。
研究とは物事の事実を深く追求する。と言う事になりますので、何をどのように追及するのかを お話ししようと思います。

先ずは「世界」から。
あなたが売りたい商品は、どのような顧客なのでしょうか?
この対象となる顧客を世界と定義します。

そして次に「客観的事実」です。
その顧客は何に価値を感じてお金を支払うのでしょうか?
対象となる顧客の価値感の統計を事実と定義します。

そして最後に「提案」です。
客観的事実に基づき、どのようなアプローチをするのか?
このアプローチのやり方を提案とします。

「世界」「事実」「提案」この順番です。

このステップで計画書を具体的に書いてみてください。
リサーチが足りていない事が分かるはずです。
そして、プランB、プランCも考えて行きましょう。

この計画書が書けていないと言う事は、ゴールまでの道が無いけれど、ゴールに辿り着け。と言うようなものです。

その為、計画書は非常に重要な役割を持っています。
昨日今日で出来るほどの適当な資料とは訳が違います。

十分にリサーチをした上で、客観的事実に基づき計画してください。
因みに、この計画書を「今日中に提出して」などと言う上司がいたならば、間違いなく計画のやり方を知らない方です。

そんなリサーチもままならない計画書等 提出しても無駄なので、このような事があるばあい、何日時間を欲しい。と理由も付けて話してください。

もっとも、売り上げ計画などは、日々の業務の中でも考えている事なので、リサーチ済であれば提出できる可能性もゼロではありませんね。

これは、企業の売り上げ計画を例にしましたが、どんな職業にも当てはまる事ですし、遊びの中でも生きてきます。

学生で有れば、今のうちから理解していれば社会人になった時に強力な武器になるはずです。

お試しアレ!

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最後までご回覧いただき有難うございました!
如何でしたか?
私もちょうど事業プランを考えていたので
題材にしてみました。
あなたの利益になれば幸いです。
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