自分の限界は自分でもわからない。
高校生の3年間は『ラグビー』に青春を捧げた。
入学してすぐに、ラグビーボールを触ったあの日から、とにかく夢中になって朝晩問わずに練習に明け暮れた。
1年生だった私からすれば、3年生の先輩方は、身体も比べものにならないぐらいに遥かに大きく、彼らは明らかに『大人』の様に感じられた。
彼らは私の中で『偉大』であり、『憧れ』でもあり、そして『恐怖の存在』でもあった。
毎日の練習はとにかく厳しく、3年生の先輩方と同じ練習メニューをこなせば、練習終わりにはヘトヘトになってしまって