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スタートアップの広報で大切にしていること。そして、入社1ヶ月で記者発表会を行った理由


この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2020】の第12日目(12月12日分)にエントリーしています。


みなさま、こんにちは。
小売業界のDX推進をするスタートアップ、株式会社フェズで広報をしている神田(@KazumasaKanda)です。


フェズには、今年の9月7日に広報責任者としてジョインし、
現在は事業、コーポレート、採用領域の広報PRを行っています。

本noteでは、
私自身が、スタートアップで広報PRを行う際に心がけていることや、
ジョインしてまもなくに、記者発表会を企画・実行した際に考えていたことや、その狙いなどについて描きたいと思います。

※実は、広報の友達と話していると、
「難しい事業モデル&BtoB&有形物じゃない(=PRしづらい)のに、よく記者発表会やったよね」と複数の方から意見をいただきます。
その時に話している事を明文化してみました。


■ジョイン当時の広報部の状況


当時のフェズは、広報部自体は存在しておりましたが、
私がジョインするまでは、対外的な広報PR活動は行えていなかった、というのが実情でした。これは、事業モデルが確立する前であったコト、広報PR経験者不在だったコト等々、様々な理由があります。

会社の知名度もまだまだ低いですが、専門業界のメディアさんへの広報活動ができていなかったので、それらのメディアさんの知名度もなかったに等しい状況でした。

さらに、広報PRに必要なツールや仕組み・ルールも整っていなかったので、まさにゼロからの立ち上げに近い状態でした。

裏を返せば、広報PRの可能性が無限にあるという状況です。
個人的には、ゼロベースからできることが楽しみでしかなかったので、良い環境でした。


■私自身が考えるスタートアップの広報PRの役割


「ステークホルダーの認知を上げ、ビジネスチャンスを広げる 」

スタートアップ企業の広報は、
事業戦略と伴走し 「事業成長を加速させること/事業価値を高めること」を目的とし実行すべき。
広報PRを通じて、ステークホルダーにフェズの情報が伝わり、 ビジネスにプラスの影響を与えることが重要。

これが、私の中でスタートアップで広報PRを行う際の根底にある考えです。


ステークホルダーの幅は広く、
ビジネス領域だと取引先(フェズの場合、小売・メーカー各社様)や市場、
コーポレート軸だと、従業員やそのご家族、リクルート軸だと新卒・中途・インターン候補者および潜在群、IR軸だと投資家の方々 などなど企業・事業によって変わってくると思います。

そのため、広報PRの戦略を考える際に必ず重点的に議論するのが、
各ステークホルダーに、どのようなメッセージを伝え、どのような読後感をもっていただく
か、
この議論に結構な時間をかけます。


■なぜ、記者発表会を行ったか?

10月14日、フェズとして初の記者発表会を行い、新戦略・新サービスの発表を行いました。
そこで発表したのが、
小売及びメーカーの「セールスリフト(※)」を実現させる逆算型OMOプラットフォーム『Urumo OMO』です。
※セールスリフト・・・小売及びメーカーの売上要素を向上させること

大変ありがたいことに、多くのメディアさんに取材していただき、
設計した複数文脈で複数メディアさんに記事掲載していただきました。

掲載メディアは下記のnoteにまとめております!


ただ、自分自身としては「記事掲載」をゴールにおいてません。
もちろん形として残るものなので成果としては分かりやすいと思います。

「取材誘致数」や「メディア露出数」は、目標としては設定していましたが、これをゴールにはしておりませんでした。
(たしかに、この数自体をゴールに設定していたら、冒頭の広報仲間から聞かれることはよくわかるかもしれませんねww)

ある意味フェズが世の中に出る最初のタイミングだったので、
「なぜリテイルテック領域に挑むか」「それにより小売市場がどう変わり、誰が救われるか」、このメッセージを世の中に伝達することを1番に考えました。

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「我々フェズは、小売業界の変革パートナーとして、日本の消費を元気にしたい」

上記は、記者発表会のまとめで弊社代表が伝えたメッセージです。

小売業界は、1,000万人以上の人が関わっており、かつ市場規模は140兆円と言われる巨大マーケットです。現在弊社は、実店舗での売上が本質的に上がるビジネスモデルを作り、小売・メーカーの皆様がwin-winとなるプラットフォームを強化・提供しております。
そして今後は、小売様の効率の良い店舗運営・業務効率化に向けた新たな戦略の発表も予定しております。


これらの事業は、弊社代表のP&G時代、Google時代にクライアントとして
小売業界と向き合っていたときに体験した原体験から生まれています。
(詳細は割愛します)

その原体験をもとに、創業の想いを形にしたのが、
フェズのミッション「『消費』そして『地域』を元気にする」です。

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この一連のストーリーを世の中に届けたく、
そして、代表本人の声で直接世の中に発信することがマスト
だと考え、記者発表会を企画しました。
プレゼンテーションの構成も、このパートに時間を割きました。
(※コロナ禍ということもあり、オンラインで開催)

我々はただのプラットフォーマーというコトではなく、
業界の課題と向き合い、前述の想いとともに挑んでいるということ、
業界内のOne of themではないというコトを伝えることが、事業理解に繋がり、サービス価値やサービス自体の捉えられ方も変わってくると考えています。


■実施後の効果

・ターゲットメディアでの複数文脈での記事掲載
・サービスに関して顧客(&潜在顧客)からの問い合わせが増加
・会社/事業の説明コストの削減(わかりやすく説明できるようになった)
 ー商談の場で話に上がり、導入
 ー採用活動における説明
 ー従業員の知人、家族への説明(従業員が自社の事業を周囲に説明しやすくなった)
 ー明文化されたことで従業員の理解度もアップ
 ー直近入社されたメンバーの事業理解促進や代表の想いの共有
・プロジェクトスタートにおける社内の士気アップ(ただ、元から士気はかなり高め)
・周囲から”フェズの事業興味ある”って言われることが増加
・採用の問い合わせが増加
・社内で広報PRに対する期待値が、いままで以上にかなり上がった笑(良い傾向)

ざっとこのような効果が生まれています。


■まとめ

記者発表会はあくまでも手法の1つですが、
上記で描いたような想いもあり、フェズの広報PRのスタートに記者発表会という戦術を取りました。


スタートアップは、より結果にこだわる分、いままで以上に一体感の醸成が重要なので、その側面でも良い効果が生まれたと思っております!



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小売業界のDXを推進するスタートアップ、株式会社フェズの広報責任者。 (前職含めた経歴) ミクシィで新規事業のPR・マーケを担当。副業で複数社の広報PR支援も。広報関連でご相談ある方はお気軽にどうぞ! 広告代理店→PR代理店→ミクシィ/PR歴約10年ほど